KDDIがベトナムで成功を収めたIoT実証実験
KDDI株式会社が、ベトナムにおけるディープシー工業団地でスマートメーターを用いたIoT実証実験を成功させました。この実験により、電力のリアルタイム可視化を実現し、効果的な電力管理の手法が確認されました。これにより、工業団地内での電力使用の効率性が飛躍的に向上する可能性が示唆されています。
KDDIとベトナムの関係
KDDIベトナムは、2000年に設立されたKDDIの海外拠点です。日本国内でもおなじみのKDDIですが、ベトナム国内には現在7つの拠点を構えており、システムインテグレーションやITコンサルティングなどのサービスを通じて、現地の企業の事業展開を強力にサポートしています。
ディープシー工業団地とは?
ディープシー工業団地は、1997年に設立され、ベルギーの港湾開発会社レンタポート社とハイフォン市との合弁によって運営されています。2015年に土地面積が3,400ヘクタールに拡張され、名称も変更されました。特筆すべきは、ベトナム国内でも最高レベルの税優遇が享受できる経済特区として位置づけられ、現在も多くの日系企業が進出しています。特に14社がこの工業団地に拠点を構え、活動を展開しています。
今後の展望
KDDIは、今回の実証実験での成果を生かし、今後は電力メーター以外のIoT技術も工業団地内で活用することを検討しています。この取り組みにより、ただの電力管理に留まらず、工業団地における日々の業務改善や新たなサービスの提案、さらには他の業種への展開を目指していく予定です。
実際、IoT技術は製造業だけでなく、物流管理や環境監視など、さまざまな分野での活用が期待されています。このような動きが進むことで、ベトナムの産業全体に革新がもたらされるかもしれません。
まとめ
KDDIのベトナムにおける取り組みは、IoT技術を中核に、効率的な電力管理から広がる新たなビジネスの可能性を示すものです。ディープシー工業団地での成功を糧に、次なるステップへの挑戦が期待されます。
詳細は
こちらのウェブサイトで確認できます。