別府温泉で楽しむ新たなクラフトビール体験、別府ブルワリーオープン！

別府温泉で楽しむ新たなるクラフトビール体験

大分県別府市に12月26日、初のクラフトビール醸造所『BEPPU BREWERY（別府ブルワリー）』がオープンしました。この新たな施設は、日本一の温泉郷として知られる別府温泉に位置し、観光業の活性化を目指す地域に新しい風を吹き込む役割を果たします。特に観光客が減少している今、地元の魅力を引き出し、訪れる人々に新たな体験を提供することを目指しています。

別府ブルワリーの魅力

別府ブルワリーは、じっくりと醸し出されるクラフトビールを提供することをコンセプトにしています。地元大分の特産品を取り入れ、観光客にも楽しんでもらえるよう、様々なスタイルのビールが生み出されます。今後はフルーツビールやユニークなスタイルのビールも登場予定で、単なる飲み物だけでなく、ビールを訪れる旅の一部にすることを目指します。

たとえば、一つ目の商品の「YUAGARIPALEALE」は、ピルスナーモルトを使用し、湯あがりにも飲みやすい軽快な味わいのペールエールです。二つ目の「BEPPUONI IPA」は、通常の3倍以上のホップを使用し、香りと苦味のバランスが特徴的。三つ目の「BEPPU KABOSU WEIZEN」は、地元の湯けむりカボスをひと手間加えた、バナナ香が漂うヴァイツェンで、ビールが苦手な方でも楽しめるよう工夫されています。

ビアレストランでの味わい

さらに、別府ブルワリーにはビアレストランも併設されており、地元九州の新鮮な食材を使用した料理が堪能できます。“鶏とフリットとビール”をテーマに、ビールと相性のよい料理を提供することを目指しています。落ち着いた和モダンの内装で、醸造所を見学しながら味わえるのも大きな魅力です。

クラウドファンディングの成功

オープンに向けて、クラウドファンディングも行われ、目標金額の150万円を上回る300万円の支援を受けることができました。これは、多くの人々が別府ブルワリーの活動に共鳴し、地域活性化に寄与したいと考えている証です。

今後の展望

別府ブルワリーでは、今後地元大分に特化したクラフトビールフェスティバルの開催を目指しています。これにより、クラフトビールを通じた地域の魅力発信と地元住民との交流を深めていきたいとのこと。また、チェックイン前やお風呂上りなど、旅の各シーンで楽しめる場所を提供し、別府温泉の新たな土産物としての地位を確立することを目指しています。