ワンメディアが「freee販売」を導入した背景
ワンメディア株式会社は、動画マーケティングの先駆者として知られる企業で、大手ブランドを対象にしたマーケティング支援を行っています。彼らの強みは優れたクリエイティブ力と実行力を持ち、過去にはTikTok広告賞を2年連続で受賞するという成果を挙げています。しかし、創業以来「案件管理における属人化」と「進捗の不透明性」という深刻な課題を抱えていました。
コロナ禍の影響で仕事のスタイルが変化する中、スプレッドシートによる管理を続けていたことで、マネージャーによる原価付け替えの問題が浮上。これが発覚したことを受け、他社での請求漏れ事件を思い出し、危機感を募らせて「システム導入」という決断を下しました。
freee販売導入の決断
ニーズに合った案件管理システムを探る中、すでに使用しているfreee会計との連携が決め手となりました。従業員たちが使い慣れているUI/UXを最大限に活用できると考え、freee製品での統一が最も効果的だと判断したのです。
最終的にfreee販売を選んだ理由は、生産作業に特化した機能が他社には見られなかったためであり、導入後の運用定着についても工夫しました。新たな業務フローを作成するためには約1ヶ月を要したものの、長期的な仕組みづくりを視野に入れた取り組みが求められました。
業務フローの再構築
freee販売の導入には、仕事の流れを再確認する必要がありました。業務フローの可視化を行うことで、制作プロセスにおけるチェック体制の不備が浮き彫りになったことは大きな収穫です。社内全体のインナーコントロールを強化するために、適切な業務フローを再構築しました。
有利な点として、freee販売は顧客への見積もりから受注、納品、請求に至るまで、一貫して管理することが可能です。この結果、営業部門と管理部門の間での認識が一致するようになり、納期の遅れも直ぐに把握できるようになりました。
期待される成果と未来
予算の使途が可視化されることで、企業内での説明責任が生まれ、予算管理の意識が向上することが期待されます。また、支出の内訳を明確化することでクリエイティブ制作にかかる費用の使い方を見直す契機にもなります。これにより、制作物の質を向上させる効果が期待されています。
今後、freee販売を活用して、利益に直結する時間と資金の管理を追求し、制作業界の新しいモデルケースをつくっていく目標を掲げています。こうした変革は、他の業種にとっても多くの示唆を与えることでしょう。
ワンメディア株式会社の概要
- - 会社名: ワンメディア株式会社 (ONE MEDIA Inc.)
- - 代表者: 代表取締役CEO 明石 ガクト
- - 所在地: 東京都渋谷区広尾5-19-9 広尾ONビル7F
- - 詳細: ワンメディア公式サイト
フリー株式会社の概要
- - 会社名: フリー株式会社
- - 代表者: CEO 佐々木大輔
- - 所在地: 東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー21F
- - 詳細: フリー公式サイト