訪日外客数とリテール
2026-02-25 11:51:56

訪日外客数が過去最高を記録、リテール市場が活性化する理由とは

2025年訪日外客数の過去最高更新



グローバル不動産総合サービスのクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)が発表した最新のリテール市況レポートによると、2025年の訪日外客者数が過去最高を記録し、リテール市場に大きな影響を及ぼしています。特に、インバウンド市場は年間を通じて拡大し、訪日外客数とその消費総額も前年比で大きな伸びを見せました。

中国の訪日自粛と影響



中国政府の渡航要請により、2025年の第4四半期には中国からの訪日客数が前年同月比で45.3%減少しました。この影響を受けて、日本国内の免税店でも12月の売上高が前年同月比で17.1%減少したことが確認されています。しかし、全体の市場としては欧米豪や台湾からの客数が増加する一方で中国からの減少が影響を補う形で、消費額への影響はそれほど大きくはありませんでした。

訪日外客数の急増



年間で約4,268万人の訪日外客数を記録し、旅行消費額も前年比16.4%増を達成しました。これは、客数の増加に加えて国別の構成が多角化したことが寄与しています。

新旗艦店の開業



2025年は東京を中心に、多くの世界的なブランドが新しい旗艦店を開設しました。例えば、ブルガリは表参道に新たな拠点を設け、ロエベは銀座中央通りに日本最大の「カサロエベ銀座」をオープンしました。これらの店舗では、単なる商品の販売に留まらず、顧客とのコミュニケーションを重視した「サロン機能」が強化されています。特に、サンローランも表参道エリアに巨大な旗艦店を展開しており、クリエイティブな文化を育む場を提供しています。

賃料の上昇と市場の動向



銀座ではラグジュアリーブランドの進出が進む中で賃料も上昇傾向にあり、過去最高には達していないものの、年間で上限値が10%上昇しています。また、ティア1エリアへの進出は落ち着きを見せつつも、新規開発が続いており、賃料のさらなる上昇が見込まれています。

将来の見通し



リテイラー各社は、「滞在型店舗」の設計を進めており、VIP専用サロンやカフェ機能の併設が増加しています。このトレンドは、優良物件の空室が限られる中でも続いており、需給が逼迫していることから、平均賃料は今後も上昇を続ける見込みです。特にティア2エリアではハイブランドやアスレジャー商品の需要が高まっており、市場全体としての熱量は依然高いままと言えます。

まとめ



クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドのレポートは、2025年のリテール市場がどのように成長を遂げるか、そして訪日外客数が今後どのような影響をもたらすかを示しています。特に国別での客数の動向や新規ブランドの展開は、リテール市場の未来を占う重要な指標となるでしょう。


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