300ヶ国語に対応する革新のAIプラットフォーム「Lionbridge AI」
最近、Lionbridge社が新しいAIデータ処理プラットフォーム「Lionbridge AI」を正式に発表しました。このプラットフォームは、自然言語処理や自動運転AIを含む、幅広いAI学習データを提供します。これによって、300ヶ国語対応が実現され、企業のAI開発を大きくサポートすることが期待されています。
Lionbridge AIの開発背景
Lionbridgeは、これまで世界中の企業へサービスを提供し、特に検索関連性の評価や位置情報取得の精度向上に力を注いできました。2018年12月には、株式会社Gengoの全株式を取得し、それに伴い、Gengoが運営していた「Gengo AI」の機能も取り込むこととなりました。同時に、名称も「Lionbridge AI」と改められ、AIサービスの範囲の拡大が図られました。
Lionbridge AIとは
「Lionbridge AI」は、専門的な知識を持つ言語学者やデータサイエンティストを含む大規模なチームが手掛けており、AIテクノロジー企業に対して最適なAI学習データを提供しています。具体的には、AI開発時に必要不可欠なビッグデータの収集、データ化、更に精度を向上させるための再編集といったサービスをオーダーメイドで提供しています。また、顧客の機密情報を守るために、安全な環境でデータを収集・作成することも可能です。
Lionbridge AIの特徴
この新たなプラットフォームによって、旧Gengo AIの対応言語数が37から300種類に増加し、サポートできるクラウドワーカー数も2万人から50万人に拡大しました。これにより、対応可能な分野も広がり、AI技術の発展を支える新たな分野が加わります。
新たに対応する分野
- - 音韻表記: 言葉の発音を記述するための音韻的な解釈を加えた記録。
- - 語彙・オントロジー構築: 言葉の意味と概念を表現するオントロジーを支援するサービス。
- - 位置情報取得の検証: ナビゲーション技術を向上させるための地図や道路情報の検証。
- - 言語コンサルティング: 機械学習の知見を基に言語関連のソリューションを新たに提供。
CEOのコメント
CEOのジョン・フェネリー氏は、今回のリリースについて次のようにコメントしています。「今回、LionbridgeとGengoの多様なAIサービスを統合し、ユーザーに新しい価値を提供できることを嬉しく思います。今後も、世界中の企業をサポートするテクノロジー及びAIサービスを進化させていきます。」
Lionbridgeについて
Lionbridgeは、20年以上にわたり300以上の言語で企業をサポートし、グローバリゼーションを助けています。彼らのプラットフォームには500,000人以上のエキスパートが参加しており、最新の技術を駆使してプロジェクトに取り組んでいます。さらに、Lionbridgeは世界中の企業に機械学習用データを提供する内容に特化しており、AI事業を強化しています。より詳細については
公式サイトをご覧ください。
Gengoについて
Gengoは、2008年に設立され、現在までに10億単語以上の翻訳を提供してきた人力クラウドソーシングプラットフォームです。2018年にLionbridgeに買収され、さらなる発展が期待されています。Gengoに関する詳細は
こちらをご覧ください。