新たなる挑戦!『博多一双雙(タグイ)』の魅力
福岡のラーメン文化を牽引する名店『博多一双』が、2025年4月24日、新たに「博多一双雙(タグイ)」というつけ麺専門店をオープンします。この新しい店舗は、既存の博多豚骨ラーメンの枠を超え、独自の技法を駆使した「唯一無二の豚骨つけ麺」を提供することに挑戦しています。
現在の店舗とこれまでの歩み
『博多一双』は2012年に創業以来、博多豚骨ラーメンの新たなスタイルを生み出してきました。その最大の特徴は「泡系スープ」で、特に「豚骨カプチーノ」と称されるクリーミーな口当たりが多くのファンを魅了してきました。創業者の山田兄弟は、豚骨ラーメンに新しい解釈を加えることで、地元の人々のみならず、県外や海外からも多くの顧客を引き寄せる存在となりました。
新たに誕生する『博多一双雙』では、これまでの技術と知識を活かしながら、つけ麺の新たな可能性を提示します。「雙」という言葉には、「唯一無二」を意味する深い意味が込められており、兄弟の伝統と革新の精神が新たな一杯に活かされています。
二層スープの革新
注目すべきは、『博多一双雙』のつけ麺のスープです。本店の「泡系スープ」を受け継ぎつつ、上層には軽やかな“泡スープ”が、下層には濃厚な“濃厚スープ”が重なった独自の二層構造を採用しています。
泡スープ:このスープは軽やかでクリーミーな口当たりが特徴です。まるでラテを楽しむかのような感覚で、香りと旨味が一層の広がりを見せます。
濃厚スープ:その下にあるスープは、豚骨の旨味を最大限に濃縮したもので、煮干しや鰹節の旨味が数段階重なり合い、深いコクを醸し出します。
この二層スープの組み合わせにより、つけ麺としても新たな食の体験が広がります。
麺へのこだわり
つけ麺のために特別に開発された中太の平打ち麺は、北海道産の「春よ恋 挽きぐるみ」とローストした胚芽を組み合わせて作られています。こうして製造された麺は、小麦の風味を生かしながらも弾力があり、濃厚なスープと絶妙に絡み合うことができます。
食べるごとに麺の表情が変わり、つけ汁の味わいを一段と引き立ててくれるのもこの店の魅力の一つです。
店舗デザインと新たな体験
『博多一双雙(タグイ)』の店舗は和モダンな内装で、温かみのある木材とシンプルな黒のデザインを融合させています。カウンターやテーブルには一枚板を使用し、自然美が感じられる空間を演出。職人たちが一杯一杯丁寧に泡立てる様子が目の前で見れるため、食事が単なる摂取行為ではなく、特別な体験となります。
代表取締役の想い
代表の山田晶仁氏は、これまでの博多の豚骨ラーメンの可能性を広げるために新たな挑戦を続けています。『博多一双雙』では、二層スープを通じて、より進化した豚骨ラーメンという新たな夢を追い求めています。新店舗の開店によって、博多の食文化のさらなる発展が期待されます。
『博多一双雙』のオープンは、福岡の名物を愛する方々にとって、新たな味覚との出会いとなることでしょう。ぜひとも多くの方々にこの新しいスタイルのつけ麺を体験していただきたいと思います。