「科学漫画サバイバル」シリーズ、1500万部突破!
朝日新聞出版が発行する「科学漫画サバイバル」シリーズの日本国内での累計発行部数がついに1500万部を達成しました。このシリーズは、子どもたちが楽しみながら理系脳を育むことを目的とした学習漫画であり、これまで世界で3500万部以上が発行されています。日本市場には2008年から登場し、現在までに57のテーマで89冊が刊行されてきました。
特に注目すべきは、「小学生が選ぶこどもの本総選挙」の「シリーズ」部門での圧倒的な支持です。2020年、2022年、2024年の各回で第1位を獲得しており、これがこの作品の人気の高さを如実に物語っています。
さらに、2024年12月に行われた調査では、親世代のおよそ80%、小学校の教員もまた同じく80%近くが、「子どもに継続して読んでほしい作品」と回答しました。これは単なる人気だけでなく、教育的な価値が広く認識されている証拠です。
読者の声と調査結果
「科学漫画サバイバル」に関する別の調査を行ったのは、「東大家庭教師友の会」を運営するトモノカイです。この調査によれば、現役の東大生の半数以上がこのシリーズを「読んだことがある」と回答し、特に理系の学生では「自分が理系に進むきっかけになった」との声も多数寄せられました。これは、教育的な観点からも非常に意義深い結果です。
また、このシリーズは競合作品と比較しても「一番よく読んだ学習漫画」として評価されており、読者からは「ストーリーが面白く、キャラクターに感情移入できる」という意見が多く寄せられています。これにより、楽しみながら学びつつ、知的好奇心が刺激されるという特徴が浮かび上がります。
多彩なテーマと新刊情報
「科学漫画サバイバル」は、多岐にわたるテーマを取り扱っています。恐竜や昆虫、植物、深海人体、ロボット、AI、宇宙など、子どもたちの好奇心を引き立てる題材ばかりです。また、地震、異常気象、エネルギー危機、食糧難といった最新の社会課題にも触れることで、ただの漫画にとどまらず、STEAM教育やSDGsの観点でも価値を持つ内容になっています。
新刊のリリースも待望されています。2024年5月には『AIロボット世界のサバイバル①』、続いて7月には『AIロボット世界のサバイバル②』が予定されています。これらの新刊もまた、次世代を担う子どもたちにとって貴重な学びの一助となることでしょう。
さらに、NHK Eテレにて2024年10月からのテレビアニメ化も決定しており、毎週水曜日には再放送が行われています。2025年10月には第2シリーズの放送も予定されており、ますますその人気は加速しそうです。
まとめ
「科学漫画サバイバル」の成功は、ただの人気漫画にとどまらず、世代を超えて学びの価値を伝える重要なメディアとなっています。これからも、子どもたちに科学の面白さを伝える活動が期待されています。公式サイトや「サバイバル図書館」での試し読みも可能なので、ぜひチェックしてみてください。
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