日本美術院再興第110回院展記念展の見どころ
2025年2月19日から3月3日まで、日本橋三越本店で開催される「再興第110回院展記念展『同人たちの出世作といまー無窮をめざしてー』」が注目を集めています。この展覧会では、日本美術院の歴史を象徴する90点以上の作品が展示され、訪れる人々に日本画の深い魅力を伝えます。
日本美術院とは?
日本美術院は1898年に岡倉天心の指導のもと設立された日本画の研究団体です。その後、天心の没後に横山大観らによって再興されました。大観は日本画の巨匠の一人であり、彼の作品は今なお多くの人々に愛されています。この院展は日本画の発展に大きく寄与し、来年にはその110周年を迎えます。
展覧会の概要
本展覧会では、歴代の巨匠作家たちの作品が展示されるだけでなく、現在の日本画壇で活躍する作家たちの新作や出世作も一堂に展覧されます。特に横山大観の《生々流転(未完)》は、東京国立近代美術館に所蔵されている重要文化財《生々流転》と同時期に制作されたもので、その全幅展示は約半世紀ぶりの貴重な機会です。このように、日本画の過去と現在が交わる場としての役割を果たします。
見逃せない作品群
- - 横山大観《生々流転(未完)》: こちらは印象的な作品で、観覧者にはその迫力を存分に体感していただけます。また、平山郁夫の作品も数多くフィーチャーされており、特に代表作が揃い踏みします。
- - 新旧の巨匠たち: 現在の日本画壇で活躍する作家の出世作も展示され、31名の作家による近年の作品に触れることができます。
ギャラリートークとサイン会
展覧会期間中には、ギャラリートークやサイン会も予定されています。専門家や作家たちの話を聞ける貴重な機会です。
- - 横山大観記念館代表理事によるトーク: 2月22日には横山浩一氏によるトークセッションが告知されており、より深い視点から日本画を楽しむことができます。
- - サイン会: 作品を購入された先着100名には作家たちによるサイン会も開催される予定です。
アクセス情報
日本橋三越本店は東京都中央区に位置しており、アクセスも良好です。入場料は一般1,000円、大学生800円で、高校生以下は無料です。この機会に日本美術院の魅力を直接感じ、歴代の作品に触れられるチャンスをお見逃しなく!
参考情報
- - 会場: 日本橋三越本店 本館7階 催物会場
- - 営業時間: 午前10時~午後7時(最終日午後6時終了)
この展覧会は、日本画の歴史と現在を体感できる貴重な機会です。皆さんぜひ足を運んで、芸術の深い世界を楽しんでください。