山口県が推進する女性デジタル人材育成の新たな試み
山口県の女性の就業率は徐々に上昇しています。しかし、特に若い世代においては全国平均に比べて依然として低く、35歳以上の女性の約54%がパートやアルバイトで働いています。正社員などの安定した職に就くことは難しく、就業状況改善が求められています。
このような現状を背景に、山口県では「やまぐち女性デジタル人材育成コンソーシアム」が設立されました。コンソーシアムは産業界、学術界、公共機関が連携し、女性デジタル人材を育成することを目的としています。さらに、県内の企業と連携し、女性の就業機会の拡充や賃金改善を図っていくことで、地域全体の活性化を目指します。
コンソーシアムへの参加のメリット
山口県内の企業はこのコンソーシアムに賛助会員として無料で参加することができます。賛助会員になることで、デジタルスキルを持つ人材の確保が可能になり、女性の活躍を応援している企業としてのイメージ向上にもつながります。詳細な申し込みは
こちらから可能です。
デジキャリセンターとWINgsプログラム
コンソーシアム内には「山口県女性デジタルキャリアセンター」が設置され、未就業の女性に対してITリテラシーやセキュリティについての教育、さらにはプログラミング基礎講座が開講されます。特に、2023年9月からは山口女性Webエンジニア短期育成スクール「WINgs YAMAGUCHI」がスタートします。このプログラムでは、約20名の受講生を募集し、受講料は無料(テキスト代実費負担)で、480時間のカリキュラムを通じてデジタル技術やWebエンジニアとしてのスキルを身につけてもらいます。
また、デジキャリセンターではWINgsの受講生に対するキャリアコンサルティングや、参加企業とのインターンシップのマッチング、および就業後のサポートなども行っていきます。
設立イベントのご案内
このコンソーシアムの設立に伴い、2023年6月6日に設立イベントが開催されます。会場はセントコア山口で、山口県知事や専門家による講演やパネルディスカッションが行われる予定です。終了後には、参加者全員での記念撮影も実施されます。詳細や参加申し込みは
こちらから。
このように、山口県では女性がデジタル分野で活躍できる機会を創出し、地域全体の活性化を図っています。これからの新たな挑戦に注目していきましょう。