コクヨと上智大の共同研究
2025-07-28 11:52:49

コクヨと上智大学が共同研究を開始、オフィスの未来を見据えた取り組み

コクヨと上智大学の新たな共同研究の始まり



大阪に本社を置くコクヨ株式会社と、東京都千代田区にある上智大学が、最新の研究プロジェクトをスタートさせました。今回の共同研究は、オフィス空間での行動特性を可視化することを目的としており、働き方を見直す重要な試みとなります。

研究の背景と目的



コクヨは、2021年に策定した「長期ビジョンCCC2030」のもと、社会の中での役割を「WORK & LIFE STYLE Company」と再定義しました。これは、自社の製品にとどまらず、より広範な事業領域での拡張を目指す取り組みです。通常の文具や家具の枠を越えて、空間デザインや新しい働き方の提案を行うことがその目的です。

この研究では、コクヨが蓄積してきたオフィス内の行動データと、学生たちのデータ解析スキルを融合させ、具体的な知見を得ることを目指しています。具体的には、オフィス内の画像データを活用し、社員の移動経路や滞在エリア、コミュニケーションの頻度などを解析することで、我々の働き方に新たな視点を提供することが狙いです。

研究の具体的な内容



この研究は、2025年5月1日から12月31日までの契約期間で行われます。研究に使用するデータは、東京品川の「THE CAMPUS」に設置された25箇所のカメラによって撮影された画像になります。

協力体制



コクヨは、画像データの提供とともに、長年培ってきた働き方に関する知見を共有します。一方、上智大学は、提供された画像データをもとに、社員の表情や動作、姿勢、及び空間環境の状況を解析する役割を果たします。このように、双方の専門知識を持ち寄ることで、オフィスデザインや働き方における新たな知見を導き出すことを目指しています。

経営陣のコメント



コクヨのワークスタイルイノベーション部部長、伊藤毅は、「上智大学のデータサイエンスにおける知見と学生たちとの共創を通して、新たなオフィスの価値を見出せることが楽しみです」と、その期待を語ります。

また、上智大学の特任教授、百瀬公朗は、「コクヨとはオフィスという共通のテーマを持ち、そこにデータサイエンスを融合させることで、学生たちが新しい価値観を学んでいくことを期待しています。」と、熱い思いを語りました。

今後の展望



この研究を通じて得られる知識は、コクヨ自身の働き方提案にも活かされるでしょう。さらに、オフィスデザインや働き方の最適化に役立つ知見は、他の企業や教育機関にとっても貴重なリソースとなります。これにより、企業全体での生産性向上が期待できるでしょう。今後の取り組みにも注目が集まります。

まとめ



コクヨと上智大学の共同研究は、オフィスの未来を見据えた大きな一歩となります。このプロジェクトを通じて、より良い働き方がどのように実現されるのか、その成果が待ち遠しいです。


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会社情報

会社名
コクヨ株式会社
住所
大阪府大阪市東成区大今里南6-1-1
電話番号
06-6976-1221

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