亀田医療大学、千葉県南地域初のDNPコースを2025年4月に開設

亀田医療大学の新たな挑戦

令和6年（2024年）8月29日、亀田医療大学の大学院看護学研究科において、博士後期課程「DNPコース」の設置が文部科学大臣より正式に認可されました。2025年4月からの開設が予定されており、千葉県南部地域での初の試みとなります。この新コースは、少子高齢化が進む中で増加する看護ニーズに応えるものです。

DNPコースの背景と目的

近年、看護実務に求められるスキルや知識が多様化し、看護学の専門性がより高い実践者の育成が急務となっています。特に、アメリカでは「Doctor of Nursing Practice（DNP）」という博士号が設立され、多くの人材がヘルスケア改革に貢献してきました。亀田医療大学は、この流れを受け、実践に重きを置く教育プログラムを提供し、研究成果を活用できる看護者の育成に今後も力を入れていくことを目指しています。

新コースの特徴

新設される「DNPコース」では、既存の修士課程を改訂し、博士前期課程を含む体系的な教育が行われます。この博士課程は、2年間の前期課程と3年間の後期課程から成り立ち、今日の複雑な保健医療福祉の課題の解決に寄与する人材を育成するためのコースとなっています。

入学定員は3名で、修業年限は基本的に3年ですが、長期履修制度が設けられているため、様々なキャリアの看護師が参加できるよう配慮されています。これにより、学生一人ひとりの生活スタイルや学びのペースに応じた柔軟な学習が可能となります。

説明会や相談会の案内

新たなDNPコースに関する説明会が、10月16日（水）に亀田医療大学横渚キャンパスで行われます。また、個別相談会も10月29日（火）に東町キャンパスで開催予定です。これからの詳細については、亀田医療大学の公式ウェブサイトでもご確認いただけます。

亀田医療大学公式サイト

学長によるご挨拶

亀田医療大学の学長、田中美惠子氏は、新しい博士後期課程の開設が決定したことに深く感謝し、引き続きの支援をお願いしました。看護学の分野において、より高度な技術と知識を備えた医療人を育成し、国内の医療の質の向上に貢献することが本大学の目標です。新コース開設により、医療現場や研究機関などで活躍する看護者が一層増えることが期待されており、興味ある方々の参加を心より歓迎します。