建設業界向けの新たなクラウドストレージ『建設PAD Storage』が登場

新たなクラウドストレージ『建設PAD Storage』登場

建設業界に特化した電子取引クラウド「建設PAD」を運営する株式会社KENZOが、2024年10月7日に新しいクラウドストレージサービス「建設PAD Storage」を正式にリリースしました。このサービスは、これまで寄せられた多くの建設会社からのニーズを受けて開発されました。従来の煩雑な帳票処理業務を効率的に行えるように設計されており、特に建設業界独自の多重請負構造における作業の最適化を目指しています。

サービスの特徴

「建設PAD Storage」は、請求書や領収書などの帳票を電子的に保存し、関連する取引先や部署間で共有することに特化しているサービスです。これにより、建設業界における文書管理の負担を大幅に軽減。さらに、法的要件に従った帳票管理が行えるため、安心してデータを扱うことが可能です。

1. 電子帳簿保存法に完全対応

本サービスは電子帳簿保存法に基づく機能を実装しており、関連する帳票を一元管理できます。データの訂正や削除の履歴、タイムスタンプの付与を行うことにより、データの信頼性も確保されています。変更履歴の保護がなされているため、安心して利用できます。

2. 業務効率化を実現する検索機能

建設PAD Storageでは、膨大な帳票データの中から特定の工事情報や取引先、取引日時をもとに瞬時に検索が可能です。検索結果をCSV形式で出力できるなど、迅速な文書管理をサポートし、業務の効率化に寄与します。

3. 安全かつ簡単なデータ共有

請求書や領収書などの電子データを業者間や社内で簡単に共有できる機能を備えています。ダウンロード履歴を追跡できる機能もあり、これにより関係者間での情報のスムーズな共有が可能になります。

今後の展望

今後、請求書や領収書に必要な情報をAI-OCR（光学式文字認識技術）によって自動的に認識し、自動入力できる機能の導入を予定しています。この仕組みによって、ユーザーは入力項目を確認するだけでスムーズに電子保存が完了するようになります。また、「建設PAD」との統合も進めており、請求や支払いデータの自動統計が可能となります。

株式会社KENZOは「建設PAD Storage」を通じて、建設業界のデジタル化と業務効率の向上を支援していく方針です。さらなる新機能の追加も計画しており、ユーザーにとって使いやすく、機能的なサービスを目指していきます。文書管理の課題を解決し、業務全体の生産性向上に寄与することを目指しています。