バクラクとJTBが手を組む新たな経費精算の未来
株式会社LayerX(代表取締役CEO 福島良典)が提供する「バクラク」が、JTBビジネストラベルソリューションズ(以下、JTB-CWT)と提携しました。この連携により、業務効率化クラウドサービス「バクラク」シリーズにおいて、出張予約や経費精算を一層スムーズに進めるための機能が追加されます。具体的には、JTBが提供する「ビズバンスJTB経費データ連携」とのAPI連携機能が今春にリリースされる予定です。
経費精算の効率化を目指して
「ビズバンスJTB経費データ連携」は、出張の予約情報や経費データを、外部の経費精算サービスと連携できるプラットフォームです。これにより、出張予約を行うたびに、旅行データが自動的に「バクラク経費精算」に反映される仕組みが整います。これまで出張にかかる経費精算業務は多くの手入力を必要としていましたが、この新機能により、その手間が大幅に削減されると期待されています。
特に、「ビズバンスJTB出張予約」で発行される請求書はインボイス対応となるため、従来必要だった領収書や請求書の添付も不要になり、出張精算の手続きが迅速化されます。これにより、企業の生産性向上とガバナンスの強化が図られることでしょう。
今後の展望
LayerXとJTB-CWTは今後も、出張精算業務を申請者や承認者、経理担当者目線でより「ラク」にしていくため、プロダクトの連携を推進していくとしています。「働くをラクに。ラクをもっと創造的に。」というバクラクのプロダクトビジョンを実現するために、今後も利便性の高いサービスを提供していく方針です。
経費データ連携の背景
「ビズバンスJTB経費データ連携」の導入により、企業は出張手配データやカード利用明細データを簡単に管理し、経費処理の効率化が図れます。導入実績は、2025年4月時点で300社以上となっており、業務の可視化による不正防止やコスト削減効果が期待されています。すでに国内で数多くのワークフローシステムや経費精算システムとの連携実績もあるため、すぐに取り入れやすい環境が整っています。
バクラクとは何か
「バクラク」自体は、稟議や経費精算、法人カードの管理、請求書の受取・発行、勤怠管理などの業務を効率化するクラウドサービスです。最新のAI技術を導入し、手作業や紙の管理から解放されて、従業員が本来の業務に集中できる環境を提供します。中小企業から大企業まで、10,000社以上の導入実績があり、働きやすい環境づくりをサポートしています。
企業背景
LayerXは「すべての経済活動を、デジタル化する。」を理念に掲げ、クラウドベースの経費管理サービスを通じて業務の効率化を推進しています。今後も、AIを活用した新たなビジネスソリューションを展開し、より多くの企業に貢献していくとしています。設立以来、LayerXは様々なパートナーシップを結びながら、デジタル領域での革新を追求し続けています。
このような取り組みが、企業のコスト削減や生産性向上につながることが期待されており、バクラクとJTBの連携は、出張管理と経費精算の新たなスタンダードを確立することになるでしょう。