狭小スペースに最適な新ツール『PROLINE かきだし職人』
2025年12月4日、浅香工業株式会社は、狭い空間の土を効率よく取り除くための新しい道具『PROLINE かきだし職人 大650』と『PROLINE かきだし職人 小350』を発売します。この専用ツールは、現場の職人たちの声に基づいて設計されており、長年の使用に伴って狭所に入り込む土の除去作業をスムーズに行えるようになっています。
狭所清掃に特化したデザイン
量水器ボックスや止水栓ボックスは、劣化に伴い土が入ってしまうことがあり、点検やメンテナンス時にその土を取り除く必要があります。しかし、一般的な移植ゴテでは狭所作業が難しく、効率が悪いことが課題でした。『かきだし職人』は、この狭さと深さを考慮し、特に現場で使いやすい形状にデザインされています。
一本で完結できる便利な機能
この新しいツールは、スクレーパーとスプーンの2つの機能が一体となっており、固くこびり付いた土を「スクレーパー」でほぐし、浮いた土を「スプーン」で掻き出すことができます。通常は2本のツールで行うこれらの工程を、一つのツールで完結することができるため、作業効率が格段に向上します。
最適な持ちやすさ
狭所の作業は視認性が低いため、持ち手の太さが作業効率に大いに影響します。『かきだし職人』は、握りやすさと強度の両立を考え抜かれた最適な柄の太さで設計されています。この工夫により、作業がスムーズに行えるようになっています。
使い分け可能な2つのサイズ
このツールは、サイズが異なる2種類がラインアップされています。
- - かきだし職人 大650:全長650mm、深型バルブボックスでの作業に最適です。
- - かきだし職人 小350:全長350mm、一般的な水栓ボックスの作業向けに設計されています。
特に大650は、手の届きにくい深型ボックスに対応するため作られたモデルで、作業速度と効率の向上が期待できます。
商品開発の背景
現場では、これまでに適切な専用工具がなかったため、職人たちはステンレスパイプや塩ビパイプを加工して独自に道具を作っていました。顧客からの「こういう工具があれば」という声を反映し、実際の作業者とのヒアリングや試作を通じて誕生したのが『かきだし職人』です。今後も浅香工業は、現場のニーズに寄り添った製品作りを続けていきます。
会社情報
浅香工業株式会社は、寛文元年(1661年)に創業し、「宝長久」の名で広く知られています。明治26年には日本初のショベル・スコップの国産化に成功し、130年以上にわたり業界のトップを走り続けています。詳細は公式ウェブサイト(
こちら)でご確認ください。
会社概要
- - 社名:浅香工業株式会社
- - 所在地:大阪府堺市堺区海山町2丁117番地
- - 設立:1931年11月25日
新たな道具の登場で、清掃作業の効率化が期待される『PROLINE かきだし職人』。狭い場所での作業に悩む職人の必需品となることでしょう。