小2の文集から社長の夢を叶えた男
アイユーコンサルティンググループの創業者、岩永悠氏が、米経済誌『FORTUNE』のアジア版「Japan's Changemakers」に選出された。この選出は、彼の独自のビジネスモデルと人材育成への取り組みが認められた結果である。岩永氏は長崎県で育ち、子供の頃から社長になる夢を抱いていた。大学院で学びながら税理士資格を取得し、29歳で独立。彼は金融機関への地道なアプローチとセミナーを重ね、資産税に特化したビジネスモデルを築くことで、業界での地位を確立していった。
歴史的背景と意義
『FORTUNE』は、1930年に創刊された世界的なビジネス誌だ。アジア版では、人口減少や人材不足に対処する日本のリーダーたちを取り上げており、個々の企業が社会に新しい価値を提供する様子を紹介している。岩永氏は特に、「企業が変化に适応できず、従来の働き方に固執することが最大の懸念」と語り、効率化と自動化の重要性を強調する。
DX化とAI活用
アイユーコンサルティンググループでは、2025年にDX推進の専門部署「DXソリューション部」を設立。相続税申告業務の効率化を始めとする多くのプロジェクトを展開し、年間8000時間以上の作業時間を削減することに成功した。岩永氏はこの成功によって生まれた時間を顧客との対話や人材教育に再投資し、その成果を高く評価されている。
「共に考えるブルーカラー」の提唱
未来の税理士に求められるのは、顧客との現場での対話を重視する姿勢である。岩永氏は、「AIが出す解決策だけでは不十分で、顧客と共に悩む姿勢が求められる」と語り、そこから「共に考えるブルーカラー」という新たなプロ像を定義した。この概念を組織内で共有し、実現するための大改革を進めている。
安定基盤を基にした新たな挑戦
アイユーコンサルティンググループは、過去4年間連続で「働きがいのある会社」に選出され、定着率は95%を記録。岩永氏は、この現状に満足するのではなく、組織全体が進化し続けるための施策を講じている。具体的には、社員研修の充実を図り、リーダーシップの強化を図っている。
研修制度の刷新
新たな研修制度では、岩永氏が自ら登壇し、社員との対話を重視した内容で進められる。AI活用の余白で生まれる「野生の感覚」を研修テーマに、決断力や当事者意識を育む取り組みが実施されている。さらに、元大手士業グループ営業トップを迎えた研修も新たにスタートし、営業力の強化を目指している。
今後のビジョンと目標
2043年、アイユーコンサルティンググループの売上目標は50億円、300名体制への上方修正が決定された。新宿に開設された「ミライベース東京オフィス」を拠点に、税務と労務を一体的に支援するための組織を整え、さらなる成長を図っている。岩永氏は「自分自身が豊かになれば、周囲にもその豊かさを分かち合いたくなるもの」と持論を述べ、日本全体の未来に対する強い信念を語っている。
まとめ
岩永悠氏が率いるアイユーコンサルティンググループは、AI時代において革新的な発展を遂げている。彼の経験と情熱が、未来のビジネス界に新しい価値を提供し続けることは間違いない。彼の挑戦は、これからのリーダーたちにとっても大いに参考になるだろう。