電波監理審議会が第1145回会議をオンラインで開催
2023年7月17日、総務省主催の電波監理審議会が第1145回会議をウェブ会議形式で開催しました。この会議は、特に日本の放送業界における重要な課題について議論する場として位置付けられています。
会議内容の概略
会議の主な議題は以下の通りです。
1.
日本放送協会の配信準備に関する告示案(諮問第18号)
この議題では、日本放送協会の放送番組に関して更なる準備や検討が必要な点を指摘する告示案が提出されました。
2.
放送法改正に伴う省令案(諮問第19号)
放送法が改正されたことに伴い、日本放送協会の配信用設備の技術基準を見直すための省令改正案についても議論されました。
3.
受信規約の変更認可(諮問第20号)
放送受信規約の変更に関しても理解を得るための説明が行われ、関係者から意見が寄せられました。
4.
受信料免除基準の変更(諮問第21号)
受信料に関する免除基準を変更することについても、この場で意思決定が行われます。
5.
定款変更の認可(諮問第22号)
放送法改正により、日本放送協会の定款にも変更が不可欠であることが報告されました。
報告事項
さらに、報告事項として以下の点が確認されました。
- - 価額競争(オークション)による周波数割当の検討状況
これは改正電波法に基づくもので、周波数の割当て方法において新たな競争が提案されています。
特定のアマチュア局に対して行われた拒否処分が、審査請求として審議されることも確認されました。
ウェブ会議の意義
今回の会議は、オンライン形式で行われたことにより、多くの関係者が参加しやすくなり、情報共有が迅速に行えるメリットがあります。特に、遠方からでも参加できることで、地域を超えた意見交換が促進されるでしょう。
まとめ
電波監理審議会の第1145回会議は、日本放送協会にまつわる重要な議題が取り扱われ、今後の放送業界に与える影響は計り知れません。今後もこのような会議を通じて、放送法や技術基準が進化し、より良い放送環境が整備されることを期待しています。