シマダグループが2024年度グッドデザイン賞に輝く
シマダアセットパートナーズ株式会社は、2024年度グッドデザイン賞において「SHINJUKU NEW VILLA」と「新宿中井アパートメント」という2作品を受賞しました。これにより、同社が11年連続で受賞を果たし、累計27作品となります。これは、同社の長年にわたる建築への情熱と、都会の空間づくりにおける真摯な取り組みが評価された結果です。
SHINJUKU NEW VILLAの特徴
「SHINJUKU NEW VILLA」は、働く場と住まいが一体化した新しい形の建築物であり、生活空間の在り方を根本から見直す試みがなされています。コロナ禍以降、多くの人々が働く環境に求めるものは変化しており、ここでは「生きるための場」をコンセプトに、内外が一体となったデザインが施されています。
この建物は、土地の特性と自然環境を最大限に利用することを目指しており、開放感と静寂が共存する場所となっています。具体的には、63%の建ぺい率と149%の容積率を実現し、広々とした空間を確保。建築設計には、風通しや光の入る仕組みが重視されており、居住者が心地よく過ごせる環境が整えられています。
また、審査委員からは「透明感や風が抜ける道を確保」との評価を受け、この建物が持つ新たな形の空間への期待が寄せられています。
新宿中井アパートメントの魅力
もう一つの受賞作品である「新宿中井アパートメント」は、ワンルーム主体の小規模集合住宅です。このアパートメントは、周囲の住宅環境に溶け込む形で設計されており、各住戸には明るさとプライバシーが確保されています。南西側の2mの接道によって、周囲に囲まれながらも開放感があります。
建物が4つに分割され、その空隙に階段やバルコニーが設けられています。これにより、8戸の住戸は角部屋となり、開放感とプライバシーを共存させた快適な居住スペースを実現しています。片流れ屋根が太陽光を取り入れ、自然光が照らす心地いい空間が魅力です。
シマダアセットパートナーズとは
シマダアセットパートナーズ株式会社は、2007年に設立された不動産開発・分譲専門の企業であり、シマダハウス株式会社から分離独立しました。居住用の建物から介護施設、ホテル、保育園に至るまで、幅広い建築的ニーズに応えています。企業理念は「良い時間を提供する」ことであり、そのために、土地の仕入れから設計、建設、さらに運営までを手掛けています。
まとめ
このように、シマダアセットパートナーズは、デザインと人々の生活の質を向上させるための革新を続けています。受賞作品に見るように、彼らが創出する空間は、単なる建物以上の価値を持ち、感動と思い出が息づく場所になります。今後も注目したいグループです。