2024年ファミリーマート&むすびえこども食堂基金活動のご報告
日本全体で子どもたちの育成を支えるため、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえは、ファミリーマートの協力を得て、さまざまな取り組みを行っています。2024年も、夢の掛け橋募金を通じ、全国のこども食堂に大きな支援を提供しました。
助成の概要
2024年には、全国で1,718の団体に総額99,831,219円という大きな金額を助成しました。支援の内容は、こども食堂の継続して運営するための取り組みや、新たなこども食堂の設立を支えるものです。
助成事業の内訳
以下の4つの助成事業が行われました。
1.
春募集:活動継続支援(最大15万円)
- 採択団体数:189団体
- 助成金額:27,124,314円
2.
秋募集:活動継続支援(一律15万円)
- 採択団体数:304団体
- 助成金額:45,600,000円
3.
冬募集:冬のおくりもの助成(約1万円分のギフトカード)
- 採択団体数:1004団体
- 助成金額:10,066,400円
4.
スタート応援助成:新規こども食堂の立ち上げ支援
- 採択団体数:221団体
- 助成金額:17,040,505円
成果と参加者の声
今回の助成活動では、延べ1,718団体に助成が行われ、多くの活動が実現されました。具体的な成果の一例として、以下のような声があります。
- - 春募集(北海道・陽向ぼっこ食堂) :「冷蔵庫と炊飯器を新しく購入し、最大200食の準備が可能になりました。食材の保管も容易になり、大変助かっています。」
- - 秋募集(愛知県・かがよひ食堂) :「偏食気味の子どもが野菜を食べるようになったとの報告を受け、地域での交流も周りの人たちに喜ばれています。」
- - 冬募集(和歌山県・放課後食堂) :「お米券のおかげで、提供するカレーライスにたっぷりお米を使え、子どもたちも喜んでお代わりしてくれました。」
- - スタート応援(新潟県・清里いばしょベースCha-ya) :「地域の人々が集まり、いろいろな世代の交流が生まれています。「こうした場ができて嬉しい」と好評です。」
企業からのメッセージ
ファミリーマートからは、こども食堂の支援を通じて地域を活性化させる取り組みを推進していることに対する感謝のメッセージが寄せられています。
「今後も地域を笑顔にする活動をしていきたい。」との思いを表明しました。
理事長からのメッセージ
むすびえの理事長、湯浅誠は、2024年にこども食堂の数が10,000を超えたことに触れ、さらに地域社会のインフラとしての役割を強調しました。ファミリーマートの支援に感謝し、こども食堂が「地域みんなの居場所」としての地位を確立するための取り組みを続けていく姿勢を述べています。
未来への展望
2025年も、むすびえはこども食堂の活性化を図り、支援の内容をさらに充実させていく予定です。こどもたちが安心して集まれる場所の創出に寄与できるよう、様々な施策を計画しています。
こども食堂は、地域における“みんなの居場所”として、今後も多くの人々の支えを必要としています。我々が信じる理想の社会を実現するために引き続き活動していきます。