Decillion CapitalとSOICOの業務提携
資本政策コンサルティングの大手SOICOとDecillion Capitalが業務提携を発表しました。この提携により、両社はベンチャー及びスタートアップ企業に対して新たな金融ソリューションを提供することを目指します。
企業背景
新興企業のDecillion Capitalは、M&Aに関する豊富な経験を持つメンバーによって設立され、複雑なM&Aプロセスを簡略化することを目的としたプラットフォーム「JPMergers」を提供しています。
一方、SOICOは、企業の株式報酬制度や資本政策のコンサルティング事業を展開し、特にIPOに向けた支援に強みを持っています。
提携の目的
この業務提携の狙いは、特に成長期のベンチャー及びスタートアップ企業が現在抱えている3つの主要な課題を解決することにあります。これらの課題とは、以下の3つです:
1. 自社のCFOを含む金融プロフェッショナルの不足
2. 資金調達
3. 資本政策の実施(ストックオプションの発行など)
提供サービス
Decillion CapitalとSOICOは、以下のサービスを通じて、上記の課題に対するワンストップソリューションを提供していきます。
- - SOICOの『シェアリングCFO』:月額制のM&Aアドバイザリーサービスで、クライアントにCFOの役割を果たします。
- - 資本政策関連サービス:ストックオプションなどの新しいインセンティブスキームの導入を支援します。
- - マッチングサービス:資金調達を希望するDecillion Capitalのクライアントと、投資意欲の高いSOICOのクライアントとの橋渡しをします。
期待される効果
この連携により、両社はそれぞれの強みを活かし、より多くのスタートアップ企業が直面する金融の課題を効果的に解消することが期待されています。Decillion Capitalの持つM&Aプラットフォームと、SOICOの資本政策に関する知見を融合することで、さらなるサービスの充実を図る方針です。
まとめ
Decillion CapitalとSOICOは、業務提携を通じて、成長を目指す企業に新しいソリューションを提供するだけでなく、これからの日本の金融市場においても影響力を持つ存在となることが期待されます。
この新しい取り組みが、ベンチャー企業にどのような変革をもたらすのか、今後の展開に注目です。