栃木県矢板市にオープンした新しい文化拠点『R-Community-Base』
2025年9月6日、栃木県矢板市で『R-Community-Base』がオープンしました。これは、タイプR文化を継承するための拠点であり、業界初の「売らないクルマ屋」として話題を集めています。従来の車販売店とは異なり、販売を目的とせず、文化的な経験や仲間づくりを最優先とする新たなビジネスモデルを展開しています。
新たな価値を生み出す「売らない」アプローチ
一般的な自動車販売店が「販売」を最重視するのに対し、『R-Community-Base』は「文化の継承と共有」が中心となります。この店舗では、顧客との関係性を「体験」「共感」「仲間づくり」に基づいて築きます。販売圧力を完全に排除することで、訪れる皆が自然に興味を持ち、「欲しい」「乗り換えたい」と思わせる環境を提供しているのです。
車両の買取は店舗で、販売はオンラインプラットフォームを通じて実施するため、純粋な文化体験の場として運営しています。このアプローチにより、顧客との信頼関係を深め、長期的な顧客価値を向上させることが目指されています。
体験・交流・学び・共創の4つの柱
『R-Community-Base』では、以下の4つの柱を基に、タイプR文化への接続を促します。
体験
・本格的なモータースポーツ体験
・無限ホンダF1エンジンの常設展示
・レーシングシミュレーターによるドライビング体験
交流
・コミュニティ活動の拠点
・毎週土曜日に開催するオフ会イベント(S2000限定、USAホンダ車イベント等)
・年齢や性別、地域に関係なく集まれる場所
学び
・Type R文化のアーカイブ展示
・歴代Type R車両のアーカイブ
・クルマ雑誌や設計資料が収蔵された「Rライブラリー」
共創
・ファンと共に作る文化拠点
・クラウドファンディングによる設計・誕生の過程を反映した店舗づくり
代表の松本正美は、無限ホンダでF1エンジンの設計に携わった後、Hondaディーラーで29年間にわたり3,500台以上のHonda新車を販売してきました。松本氏は、「最高の技術は人の情熱から生まれる」と強調し、Type R文化を次世代に継承するためにこの新たなアプローチを選んだ理由を語っています。
クラウドファンディングによる成功
このプロジェクトは、多くの支持を受けています。307人の支援者が集まり、総額で4,049,750円の資金を調達しました。
プロジェクトの詳細は
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地域経済と社会への貢献
『R-Community-Base』は、若者のクルマ離れの問題に対する文化的な対策や地域の活性化に寄与し、モータースポーツ文化を普及・継承していく重要な役割を果たします。
取材・視察のご案内
本プロジェクトは、自動車業界における革新と地域振興の観点から多方面で取材が可能です。
・インタビュー(F1エンジン開発秘話、Type R販売実績)
・「売らないクルマ屋」ビジネスモデルの詳細
・F1エンジン技術の解説及び実物見学
取材や視察を希望される方は、事前にご連絡ください。
店舗概要
- - 名称: R-Community-Base(タイプR鑑定団 矢板店)
- - 住所: 栃木県矢板市中380-100
- - オープン日: 2025年9月6日
- - 営業時間: 10:00~18:00
- - 定休日: 第1・第3火曜日、毎週水曜日
- - ウェブサイト: こちら
栃木県矢板市に新たにオープンした『R-Community-Base』は、車の販売を主目的とせず、Type R文化を楽しむための場として、今後の動きに大きな期待が寄せられています。