「ミエナイチカラ®」とは何か
大和アセットマネジメント株式会社が新たに商標登録した「ミエナイチカラ®」は、企業が持つ無形の価値創出源を表現した概念です。この言葉は、財務的な指標だけでは見えてこない、ものの価値を評価するための新しい枠組みとして注目されています。
価値創出源の理解
「ミエナイチカラ®」が指し示すのは、企業が保有する人的資本やブランド力、知財、さらには研究開発力といった無形資産です。これらは一般に財務諸表には反映されにくい性質があり、測定や評価が難しい部分でもあります。しかし、その重要性は企業の持続的成長にとって欠かせないものです。
株式会社大和アセットマネジメントでは、これらの無形資産を適切に評価し活用することが、企業価値の向上に寄与すると考えています。そのため、「ミエナイチカラ®」を意識したエンゲージメント活動や企業調査アナリストの活動を通じて、投資先企業に対してもこの理念を広めていく方針です。
エンゲージメントとリンゲージメント®
さらに、同社は「リンゲージメント®」という新たな取り組みも行っています。この言葉は、リーダーシップや対話の重要性を強調する造語です。企業が直面する課題に対して、ベストプラクティスを持つ企業の担当者やマネジメント層と議論の場を持つことで、今後の企業価値向上につなげていく狙いがあります。
リンゲージメントは単なる情報交換に留まらず、共に問題を考え、解決策を導き出すプロセスを重視しています。投資先企業における実践を通じて、持続的成長を促進する力となるでしょう。
今後の展望
「ミエナイチカラ®」の商標登録は、企業が評価すべき無形資産の重要性が広がっていく契機となります。企業の持続可能な成長を促すためには、これらの資産を評価し活用することが求められています。今後、大和アセットマネジメントは、この概念の普及を推進し、社会全体の成長への貢献を目指します。企業価値の評価において新たな視点を提供する「ミエナイチカラ®」の意義は、広がりを見せることでしょう。
大和アセットマネジメントのこの新しいアプローチは、他の企業や業界にも影響を与える可能性を秘めています。無形の価値をしっかりと評価し、生かしていくことが求められる今、企業はより一層、財務情報だけでなく、非財務情報の重要性を認識することが重要です。今後、この観点からの企業の成長に期待が寄せられています。