エイコー印刷のDX改革
2024-11-12 11:43:51

LINE WORKSとAppleWatchでDX化!エイコー印刷が実現した社内コミュニケーション改革

LINE WORKSとAppleWatchで実現した、エイコー印刷の社内コミュニケーション改革



大分県別府市に本社を置く有限会社エイコー印刷は、シールやラベルなどの特殊印刷製品を専門に手掛ける印刷会社だ。同社は、受注情報の共有や製造進捗といった部門間コミュニケーションの効率化を目指し、LINE WORKSとAppleWatchを活用した独自のDX体制を構築した。

従来の課題:情報伝達におけるボトルネック



エイコー印刷では、受注から納品まで複数の工程を経て製品が作られるため、納期に関する問い合わせや進捗確認など、様々な情報が部門間を飛び交っていた。特に、納期に関する問い合わせは、受注案件ごとに各工程のスケジュールを把握する必要があり、迅速な回答が難しい状況だった。そのため、情報伝達における課題を解決し、納期回答のレスポンス向上は長年の課題となっていた。

LINE WORKS導入:新たな課題の発生



「製造部門のメンバー全員に情報を伝達できる」「ログが残せる」「日頃使い慣れているインターフェース」といった利点から、同社はLINE WORKSを受注報告と納期確認ツールとして導入した。

LINEのUIと似ているため、社員はスムーズに導入できたものの、製造現場ではスマートフォンへの通知に気づかないケースが発生。製造スタッフが集中して作業しているため、スマートフォンへの通知に気づかず、営業部門が電話で情報確認をするケースが増加し、導入効果は限定的だった。

AppleWatch導入:現場への情報伝達の効率化



そこで、同社は機械音のある工場内でも確実に通知が届くよう、ウェアラブルデバイスによる振動通知に着目し、各部門リーダーにAppleWatchを導入した。

LINE WORKSのトークルームを部門ごとに分類し、営業担当が該当部門のトークルームに情報を入力すると、部門リーダーのAppleWatchが振動とともに通知を表示する。リーダーは手首に表示された情報を確認し、周囲のメンバーに情報を即時に展開できるようになった。

このシステム導入により、納期回答の返信に要する時間は、従来の10分〜30分から平均1分に短縮された。また、返信が必要な場合のみスマートフォンを取り出せば良くなったことで、作業に集中できる環境が整った。リーダーからも好評を得ている。

LINE WORKS×AppleWatchがもたらした変化



LINE WORKSとAppleWatchの導入後、現場では情報共有が活性化し、コミュニケーションが加速した。部門間の連携が強化され、ヘルプが必要な部門が具体的に人を要請するなど、業務状況の把握も容易になった。スタンプを使ったコミュニケーションも見られ、新しいコミュニケーションツールとしても活用されている。

低コストで実現したDX



LINE WORKSは無料で利用できる範囲内で活用しているため、今回のDX化にかかった費用はAppleWatchの購入費用のみ。多くの中小企業にとって導入しやすい価格帯であり、低コストで大きな効果を実現したと言えるだろう。

エイコー印刷は、今後も最新技術を活用し、顧客満足度の向上と業務効率化を目指していく。


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会社情報

会社名
有限会社エイコー印刷
住所
大分県別府市古市町881-165
電話番号
0977-67-5828

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