「ダメと言わない」環境で育まれる自閉症児の感性
親たちが「やりたい!」を叶えられる場所、それが株式会社パステルコミュニケーションによるNicottoプロジェクトです。このプロジェクトは、発達科学コミュニケーションの専門家である今川ホルンが立ち上げ、自閉症児の「ことばと感性」を育むことを目指しています。2025年春には新たな参加者の募集がスタートし、コミュニティの輪がさらに広がります。
Nicottoプロジェクトの新たな展開
再び加わる仲間を募集するNicottoプロジェクトですが、その活動内容も多岐にわたります。自宅での日常的な関わりを通じて自閉症の子どもたちの「ことばの発達」を進めるオンライン講座や、実際に体験できるコミュニティイベントが実施されています。参加することで得られる多くの成功体験は、親子にとって大きな励みとなります。
近年、親たちからの満足度も高まり、全国各地で多くの方々がプロジェクトに参加しています。その中でも、特に注目を集めているのが、最近行われた大阪での「自閉っ子専用生け花教室」です。
大阪での生け花教室開催報告
2025年3月8日、この特別な教室には自閉症児5組とその保護者が参加しました。イベントは「否定しない、正解を決めない、自由に表現する」というコンセプトのもと、進行されました。紙コップやストロー、石などを使った創作活動が行われ、参加者たちは大いに楽しみました。
「普段よりも落ち着いて取り組めた」とか、「褒めてもらえることで自信がついた」との声が多く寄せられ、子どもたちが自由な発想で作品を作り上げていく姿が印象的でした。特に、親たちにとっては、子どもがダメだと思われることなく、安心して表現できる環境が新たな自信をもたらしたようです。
ある参加者は、「否定されない環境で子どもが自分を出せることに感動しました」と語っており、教室は子どもたちが新しい環境へ挑戦する際の第一歩となったことでしょう。
Nicottoプロジェクトへの参加方法
今回の生け花教室を通じて、親子が新しい挑戦を楽しめる場の創造が実現されました。そんな環境で活動できる仲間を新たに募集するNicottoプロジェクトでは、興味を持つ方々向けに無料の小冊子も提供しています。この小冊子には、プロジェクトの詳細や体験談が掲載されており、ダウンロードが可能です。
発達科学コミュニケーションの視点
自閉症児の成長に寄与するには、まず親の理解と声かけが何よりも大切です。「自閉症総研ホルン」は、その実践の場として親たちのサポートを行っている団体です。発達科学コミュニケーションを導入し、専門性を持つ今川ホルンが指導するこのプロジェクトは、家庭での療育支援に役立つ内容が盛り込まれています。
今後も自閉症の親子が新しい活動に挑戦できる機会を提供し、彼らの成長を支援していく姿勢を貫いていく所存です。興味を持たれた方々は、ぜひプロジェクトへ参加し、みんなの「やりたい」を叶える手助けをしてみてください。