音楽朗読劇再演
2019-07-15 19:00:02
阪神・淡路大震災を乗り越えた人々を描く音楽朗読劇が再演決定
阪神淡路大震災を風化させないための取り組みとして、音楽朗読劇「ヘブンズ・レコード~青空篇~」が再び上演されることになりました。2019年9月に東京と神戸で行われるこの希少な公演は、震災からの復興の過程と人々の心の立ち直りを描いています。
この朗読劇は、神戸出身の脚本家岡本貴也氏によって書かれ、初演は2018年に行われました。以来、多くの人々から好評を得ており、特に震災の記憶を次世代へ伝える重要性が評価されています。再演では、水沢エレナさんと前川泰之さんが主演し、合計で13回のステージが予定されています。
震災から24年が経過した今、当時の出来事を知る人が少なくなってきたことから、この作品は、記憶を共有し、さらなる防災意識を喚起する貴重な機会となるでしょう。全国的に発生している自然災害の脅威や、家族を守るために私たちが何をすべきかを考えるきっかけを提供することを目指しています。
物語は、2000年の神戸を舞台に、震災から5年後の街を描いています。復興の進む姿がラジオから流れる一方で、街の片隅にある「ヘブンズ・レコード」という音楽店が物語の中心です。この店は、日々移動して青空市を開いており、店長とバイトのタケルがいるのが特徴です。彼らが貼った看板には「あなたのためのレコード、あります」とあり、訪れる客たちがそれぞれの心の傷を抱えながらも、新たな一歩を踏み出そうとする姿が描かれます。店長が彼らにじっくりと寄り添い、魂を揺さぶるような音楽のレコードを提供するという温かい内容です。
公演は、2019年9月12日からスタートし、東京で全8ステージ、さらに9月27日から神戸で全5ステージが行われます。会場は、東京の有楽町よみうりホールと神戸新聞 松方ホールです。
観客の皆さんには、心に響く演技と音楽に触れながら、震災の教訓を思い起こし、未来に生かす気づきを得られることを期待しています。チケットは、事前に指定席を購入することができ、一般発売も始まっているので、ぜひお早めにアクセスしてください。
さらに、今回の公演は“未来へ生きる”演劇実行委員会など複数の団体が主催しています。彼らは、震災の教訓を基にした様々な啓発活動を通じて、次代への防災意識を広めることに尽力しております。公式サイトでは、詳細な情報やチケット購入方法が掲載されていますので、ぜひ確認してみてください。
会社情報
- 会社名
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神広企画株式会社
- 住所
- 兵庫県神戸市中央区東川崎町1-3-6LS-KOBEビル 2F
- 電話番号
-
078-360-6338