山形県で開催された「第2回おいしい米粉パンコンテスト」は、米粉を使用したパンの魅力を全国に広めることを目的としています。本コンテストには、全国各地から自慢の米粉パンが集まり、応募数はなんと111商品にも上りました。この中から、書類審査を通過した選ばれた16商品が、12月18日に最終審査会に進出。パン好きたちの熱い思いが詰まった作品たちが、審査員による厳正な審査を受けました。
審査の結果、最も名誉ある「グランプリ」を受賞したのは、愛知県のBakeshop SolSolが手掛けた「花酵母のカンパーニュ」です。この店舗は、グルテンフリー賞ともに、一般審査員による「マイ米粉パン賞」の3冠を獲得し、その技術とセンスを全国に知らしめることとなりました。実際には、米粉の特性を最大限に引き出したパン作りに対する情熱が、審査員たちの心を掴んだのでしょう。
また、準グランプリには愛媛県の株式会社にじとまめと東京都の有限会社アイグランが選ばれ、両者のパンも高評価を得ました。優秀賞には、山形県のkomeiro、あおいそら、福島県の定食笑いーと、岐阜県のパン工房ボネロが輝き、それぞれの地域の特色と、米粉が持つ可能性を見せつけました。
最終審査会では、特別ゲストとして、パン好きで知られるたんぽぽの川村エミコさんが登場しました。彼女のトークショーは、会場を大いに盛り上げ、参加者たちにパンへの更なる関心を呼び起こしました。
このコンテストは、2025年2月15日に山形県観光物産会館ぐっと山形で行われる予定の表彰式と併せて、受賞商品や他の米粉商品が販売されるイベントでもあります。
山形県は今後も、米粉の魅力を広く伝えるため、様々な取り組みを進めていく意向を示しています。米粉パンのさらなる普及が期待されています。なぜなら、米粉はグルテンフリーであり、アレルギーを持つ方々にとっても嬉しい選択肢だからです。また、地域の特性を活かした新たなパンの開発も期待されており、米粉を通じて地域活性化の一助ともなっています。今後の米粉の動向から目が離せません。