日本初の教育プログラムがイタリア・ミラノで実施
ボーダレスデザインスクール株式会社(以下、ボーダレスデザイン)は、子ども向けのデザイン教育を推進している企業です。2024年に続き、2026年にもイタリア・ミラノにある教育機関Scuole FAES Milanoにて、テキスタイルエンジニアリングを学ぶ生徒を対象にしたデザイン教育プログラムを実施しました。
これは、ボーダレスデザインが持つ長年の実績に基づくプログラムであり、子どもたちの創造性を育むことを重要視しています。
プログラムの目指すもの
ボーダレスデザインのプログラムでは、子どもたちが夢中になれる制作活動を通じて、観察、問い、言語化、表現というスキルを取り入れています。具体的には、実施場所であるScuole FAES Milanoでは、以前使われていた教材や授業内容を事前に確認した上で、ボーダレスデザインの独自アプローチでプログラムを設計しています。
このプログラムの中では、生徒たちが素材の特徴や機能について学びながら、既存のものの価値を見直し、自らの言葉で再構成することが求められます。
「Observe → Design → Make」のプロセス
子どもたちは、マテリアルをただの制作材料として扱うのではなく、最初に観察し、その中に秘められた価値や可能性を発見します。
次に、自分が残したい部分や改良したい部分、さらには誰に伝えたいのかを言葉にし、デザインという形で可視化します。
そして、最終的には形にすることで、幼い心に自己表現の力を植え付けることを目指しています。
ボーダレスデザインでは、単に制作することを目的とするのではなく、観察・考察・言語化を経て形状へと変換するこのプロセス全体を重視しています。
独自の教育アプローチ
ボーダレスデザインスクールが提供するプログラムは、子どもたちが心から楽しめるアクティビティを中心に設計されています。こうしたアプローチによって、彼らが物事の背景や、使う人、さらには社会との関係を自然に考える機会を作り出しています。
子どもたちは、色や形を自由に表現するだけでなく、「なぜそれを選んだのか」「どのように改善すべきか」「誰に向けてデザインするのか」といった問いを自ら設定し、それを通じて自分の考えを練り上げていきます。
デザインは単なる自己表現の手段を越えて、他者とのコミュニケーションを生み出し、社会にポジティブな変化をもたらす力を秘めています。
思考のプロセスを可視化
プログラムでは、完成した作品だけではなく、ワークシートやデザイン画を通じて、生徒たちがどんな価値に気づき、アイデアをどのように発展させたのかを可視化しています。
このような記録を残すことで、子どもたちは自己の思考過程を振り返り、より深く学べる機会を提供されます。
教育機関との連携
ボーダレスデザインが提供する教育プログラムは、単独のイベントとして実施することが可能ですが、学校や教育機関と連携し、各機関の教育目的や対象年齢に合わせた授業設計やプログラム開発も行っています。
このような連携により、子どもたちがデザインを通じてより豊かな体験が得られるよう努めています。
創業者の理念
ボーダレスデザインの創業者である久保雅子氏は、子どもたちにとってデザインは専門的な領域ではなく、自らの考えを表現するための一つの言語であると述べています。
情報が溢れる現代において、子どもたちには自身の視点で物事を観察し、問いを立て、考えを選択し、形にする経験が必要であると教えています。
ボーダレスデザインが今後も楽しさを基にした制作活動を通じて、観察、問い、表現を通じての学びを深めていくことを目指しています。