和歌山市の空き家等管理活用支援法人について
和歌山市では、2023年に改正された空家等対策の推進に関する特別措置法に基づき、「空家等管理活用支援法人制度」を創設しました。この制度は、地域の空き家問題の解決を促進するため、公的な立場から空き家の管理や活用を行う民間法人を指定し、その活動を支援するものです。
空き家問題への取り組み
日本全体で空き家が増加しており、和歌山市も例外ではありません。市ではこの問題を解決するため、官民連携による空き家の流通や活用を促進しています。新たに設立された空家等管理活用支援法人は、これらの活動を補完する役割を担います。
和歌山市が指定した支援法人は、以下の3つの団体です。
1.
一般社団法人ミチル空間プロジェクト
代表者: 南 順子
主な活動: 空き家相談センター「わかやま」の運営、空き家内覧会の開催など。
2.
株式会社和み
代表取締役: 古田 高士
主な活動: リノベーションを通じた空き家再生事業。
3.
公益社団法人全日本不動産協会
和歌山県本部 本部長: 長岡 史郎
主な活動: 空き家相談会の開催や講習会など。
支援法人の業務内容
支援法人に求められる主な業務は、以下の通りです。
- - 空き家の査定・売却のサポート
- - 売却や譲渡先の探索
- - 管理・活用の方法に関する情報提供や相談
- - 定期的な空き家の状態確認や改修作業
- - 空き家管理や活用に関する調査研究
- - 地域内での普及啓発活動
支援法人は、指定された空き家の状態を確認するために必要な業務を行い、所有者のサポートを行います。
指定法人の募集と条件
和歌山市ではさらに支援法人の指定を希望する法人を募集しています。支援法人として指定されるためには、以下の条件が求められます。
- - 空き家等の管理や活用に関連する事業を行っている法人であること。
- - 前回の指定を取り消されていないこと。
- - 和歌山市内での空き家管理に関する実績があること。
- - 必要な人員を配置し業務を適正に遂行できる基盤を持っていること。
法人は、指定を希望する場合、必要書類を揃えて申請を行う必要があります。詳細な手続きについては、和歌山市の耐震・空家対策課にお問い合わせください。
まとめ
和歌山市の空き家等管理活用支援法人制度は、地域の空き家問題を解消し、より良い住環境の提供を目指した取り組みといえます。今後の活動が期待される中、空き家の活用が地域活性化につながることを願っています。