ティファニーの新たなマイルストーン
ティファニーは、宝石の歴史に新たなページを加えるべく、驚異の7,500カラットを超えるクンツァイトの原石を新たに入手しました。この希少なジェムストーンは、ティファニーが誇る至高の美しさと伝統を象徴する重要な要素となります。1877年に創業者チャールズ・ルイス・ティファニーがザ・ティファニー ダイヤモンドを手に入れたその瞬間から、同ブランドは輝かしい宝石の歴史を歩んできました。そして、今回のクンツァイトの取得は歴史の中で重要なマイルストーンとなるでしょう。
クンツァイトの特性とその魅力
このクンツァイト原石は、アフリカのモザンビークで発見されたもので、25年以上前から存在しています。驚異的なサイズ、透明度、そして豊かな色彩を誇り、そのナチュラルカラーは自然界の芸術的な美しさを忠実に映し出しています。豊かなパープルから深いライラックに至る色調は、ティファニーが培ってきた珠玉の宝石への情熱を示すものです。このクンツァイトは、ティファニーが数多くの希少な宝石を発表してきた過去と、その技術を受け継ぐ現在の象徴ともなる石です。
バード オン ア ロック 60周年を祝うコレクション
特に注目すべきは、クンツァイトを使ったカプセル コレクション「バード オン ア ロック」です。これは、1965年にデザイナーのジャン・シュランバージェが発表したオウムをモチーフにしたジュエリーに敬意を表す形で、60周年を祝う特別なコレクションとなります。このブローチは、ティファニーならではのエレガンスとクラフトマンシップが刮目される作品となるでしょう。
ティファニーのチーフ ジェモロジストであり、ハイジュエリー部門の副社長であるヴィクトリア・ワース・レイノルズは、特別なこのクンツァイトの原石を使用したジュエリー制作が、バード オン ア ロックの60周年にふさわしい賛辞であると強調しています。クンツァイトは、ティファニーの初代チーフ ジェモロジストであるジョージ・フレデリック・クンツ博士にちなんで名付けられたもので、彼が発見した宝石の中でも特に注目を浴びています。
ジュエリー制作の過程
取得したクンツァイトは、ティファニーの熟練した職人によって特別なカットが施され、エクスクルーシブなジュエリーとして生まれ変わります。高い芸術性を持つこの原石から切り出された10石は、それぞれが唯一無二の存在です。さらに、お客様はティファニーのチーフ ジェモロジストとのコラボレーションにより、クンツァイトを希望のデザインにカスタマイズすることができます。
このユニークな試みは、ティファニーの顧客体験をさらに高めるもので、芸術性と品質が両立した特別なジュエリー誕生への期待をふくらませます。
終わりに
ティファニーの伝統を受け継ぎながら、これからも新たな宝石を世に送り出す姿勢は、宝石愛好家やコレクターから常に注目され続けることでしょう。7,500カラットのクンツァイトの入手は、その歴史の一環として位置付けられており、今後の展開が非常に楽しみです。そして「バード オン ア ロック」の60周年を迎えるティファニーの今後に、世界中の目が注がれることは間違いありません。