男女共同参画会議が新たな方針とプランを発表しました

男女共同参画会議が掲げる新方針

令和7年6月2日、首相官邸にて開催された第75回男女共同参画会議が、今後の女性活躍に向けた新たな方針と施策を発表しました。この会議では、特に「女性版骨太の方針2025（原案）」が議題に上がり、様々な視点からの議論が交わされました。

議論の中心テーマとは

会議では、林内閣官房長官が主導し、地域づくりにおける女性の役割や、彼女たちの起業を促進するための具体的な施策が重要な焦点として扱われました。この「女性版骨太の方針2025」では、まず第一に「女性に選ばれ、女性が活躍できる地域づくり」を掲げています。地方創生の観点からも重要なこのテーマは、地域における女性の起業支援や職場環境の改善、さらには男女共同参画の視点を取り入れた防災対策の推進など、多岐にわたる取り組みを含んでいます。

さらに、すべての人々がその希望に応じた働き方ができる環境の構築を目指すとともに、意思決定の場における女性の参画を拡大し、個人の尊厳が守られる安全な社会を実現するための重点事項を挙げています。

デジタル人材育成プランの重要性

また、もう一つの重要な議題が「新・女性デジタル人材育成プラン」の原案でした。このプランは、デジタルスキルを用いた女性の活躍を具体的にサポートするためのメニューを掲げており、そのための環境整備を進めることが提唱されています。

このようにして、女性がデジタル分野においてもより活躍できるよう、必要な施策をしっかりと進めていく方針です。

今後の展望

林官房長官は、これらの方針を基に、政府全体で取り組んでいくことを約束しました。さらに、今年の年末には新たな男女共同参画基本計画が策定される予定であり、三原大臣を中心に引き続き検討が進められることが期待されています。

会議には有識者や議員も参加しており、忙しい中でも貴重な意見を提供してくれたことに対して感謝の意を示しました。