エミレーツ航空、新たに7都市へのA350就航を発表
アラブ首長国連邦・ドバイを拠点とするエミレーツ航空は、最新のA350型機を使用し、新たに7つの都市への就航を正式に発表しました。この発表は、2025年3月19日に行われ、A350が中東、GCC(湾岸協力会議)地域、そしてヨーロッパの短距離・中距離路線を強化するための重要なステップを示しています。新たに追加された都市としてはチュニス、アンマン、イスタンブール、ダンマーム、ホーチミン市、バグダッド、オスロが含まれ、さらにA350の運航を通じて、エミレーツ航空はいくつかの新市場へも展開を目指しています。
エミレーツ航空の副社長であり最高商務責任者のアドナン・カジム氏は、「中東、GCC地域、ヨーロッパ、アフリカ、東南アジアなど多様な地域へのA350の戦略的拡大は、この機材の高い柔軟性と効率性を最大限に活かすものです」と述べ、旅行者に対してより優れた体験を提供する意欲を語っています。特にビジネスクラスやプレミアムエコノミーにおける最新の内装とサービスが強調され、エミレーツ航空は他社にはない特別な旅行体験を提供する姿勢を見せています。
A350の新たな運航スケジュール
具体的な運航スケジュールは以下の通りです:
- - チュニス:6月1日より、EK747/748便の週6便(火曜除く)。
- - アンマン:6月1日より、EK905/906便が毎日運航。
- - イスタンブール:7月1日より、EK117/118便で初就航。
- - ダンマーム:7月1日より、EK827/828便が初就航。
- - ホーチミン市:8月1日より、EK364/365便が毎日運航。
- - バグダッド:8月3日より、EK941/943便で週3便(毎月・水・日)。
- - オスロ:9月1日より、EK159/160便初就航。
さらに、バーレーンとクウェートでもA350の運航が拡大され、バーレーンでは6月1日から新たにEK835/836便が運航されます。クウェートでは、EK857/858便が追加され、1日2便体制となります。また、ボローニャへのA350の運航も、予定を前倒しして6月1日からスタートする予定です。
快適性と最新技術の両立
エミレーツ航空の最新のA350型機は、広々とした3クラス制のキャビンを採用し、合計312名の乗客を収容可能です。ビジネスクラスは1-2-1の配列で32席を提供し、各席にはミニバーも完備されています。プレミアムエコノミーには21席、エコノミークラスには259席が用意されており、乗客が快適に過ごせるよう十分なシートピッチが確保されています。
また、機内のエンターテインメントにも力を入れており、タッチスクリーン式の新型コールベルボタンやデジタルメニュー、さらにはUSB-C充電ポートがすべての席に備えられています。このように、エミレーツ航空は旅行者に対するプレミアムな体験を追求し続けています。
エミレーツ航空は、今後もA350の導入により、長距離路線を含む新たな就航先を発表する予定です。現在、新しいフライトはすでに販売開始されており、公式ウェブサイトやアプリ、旅行代理店を通じて予約が可能です。
エミレーツ航空は、最新のA350型機に関する詳細情報を公式ニュースルームで提供しています。今後の展開に注目が集まります。