EVの未来を切り開くプラゴ、20億円超の資金調達を達成
電気自動車(EV)の普及を促進することを目的とした株式会社プラゴ(東京都品川区、CEO:大川直樹)は、累計資金調達額が206,900万円に達したことを発表しました。この資金調達は、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、かんべ土地建物株式会社、株式会社ブーストキャピタルなどからの出資を受けたもので、プラゴの充電サービスを通じて持続可能なEVの利用促進を目指しています。
プラゴは、充電体験や習慣のデザインを重要視し、EVユーザーにとって便利で魅力的な充電環境を提供することを目指しています。商業施設や居住地など、EVユーザーの移動経路に位置する充電ステーションの設置を進めるほか、充電アプリ「Myプラゴ」を通じて、充電前後のシームレスな体験を実現し、ユーザーの利便性を高めています。
EV充電環境の課題と解決策
経済産業省は、2030年までに国内に30万口のEV充電器を設置することを目標に掲げています。しかし、実際には充電器の不足や新しい充電習慣を身に着けるための体験設計の不足が問題視されています。このような状況の中、プラゴは充電スポットを増やし、さまざまな場所で利用できる充電機会を提供することで、EVの使用を促進しようとしています。
投資家の期待と今後の戦略
今回の資金調達にあたって、SMBCベンチャーキャピタルの山内心吾氏は、EV充電インフラ不足が普及の妨げとなっていることを指摘しました。そして、プラゴの取り組みが充電口数の拡充に加えて、充電という新たな生活習慣の体験設計を行うことで社会実装を推進する重要な一歩であると強調しました。さらに、かんべ土地建物の神戸雄一郎氏は、充電体験におもてなしの要素を組み合わせることで、地域のインフラと連携した社会的役割を果たすことに期待を寄せています。
プラゴのビジョンと未来
プラゴのCEOである大川直樹氏は、EVは環境に優しいだけでなく、新たなモビリティ体験を提供すると考えています。充電インフラやサービスの拡充は、プラゴだけでなく、多様なパートナーと協力しながら実現していく必要があると述べています。今後は新たな協業機会を通じて、充電インフラの共創を進めていく方針です。
プラゴの取り組みを支える企業
株式会社プラゴは、2018年に設立され、EV充電ビジネスを展開しています。充電ステーションの拡充や「Myプラゴ」アプリの提供により、EVユーザーの生活における利便性を向上させています。さらに、技術やノウハウを開放することで、EV充電ビジネスのパートナー企業を支援し、持続可能なインフラの構築に寄与しています。
まとめ
プラゴの今回の資金調達は、EV社会の実現に向けた大きな前進です。充電インフラが強化され、快適な充電体験が整備されることで、より多くの人々がEVの使用を選ぶようになるでしょう。プラゴは今後も、社会と環境に寄与する充電サービスの提供に力を入れていくとともに、新たなビジネスモデルの共創を模索していきます。