絵本『スージーとゆめがかなうとしょかん』で育む学びの楽しみ

絵本『スージーとゆめがかなうとしょかん』の魅力

子どもたちに「自分から学びたくなる」気持ちを育むための新たな絵本、『スージーとゆめがかなうとしょかん』が2024年11月30日に発売されます。この絵本は、人間一家の地下室にひとりぼっちで暮らすスージーが、読書を通じて成長していく物語です。

スージーの冒険

スージーは、いつも周囲では賑やかな家族が本を読みまくる中、ただ一人孤独を感じています。ともだちが欲しい彼女は、家族が出かけたすきを利用して、好きな本を持ち込むことにします。ふとした瞬間に、本の中の世界に引き込まれ、彼女の心は次第に変化していきます。

さらに広い世界への夢を抱いたスージーは、大きな図書館へと足を運びます。そこには、無限の知識と出会い、彼女の人生を豊かにする瞬間が待っているのです。スージーが本を通じて成し遂げる成長とは、一体どのようなものでしょうか？

読書がもたらす変化

本書では、1つのことを学ぶことで、さらに深く、広く学びたいという欲望が自然と生まれるという、読書の持つ楽しさを描きます。また、読書が人とのコミュニケーションにどのように影響するのかというテーマも含まれており、子どもたちにとって非常に重要なメッセージとなっています。

絵本の中では、魅力的でかわいらしいイラストが用意されており、ストーリーを楽しむ中で「自分から学ぶ」意欲が高まります。漢字は極めて少なく、全体にルビが振られているため、小学校2年生相当の子どもでもスムーズに楽しめる内容です。

著者について

著者のスージー・モーゲンスターンは、フランス系アメリカ人の著名な作家であり、彼女の作品は文学界で高く評価されています。約90冊以上の著作を持ち、20以上の賞を受賞している実力派です。その中には、現代児童文学の古典とも称される作品も含まれています。

イラストを手がけるセヴリーヌ・コルディエは、フランスのラ・ロシェル出身で、色彩豊かな表現でスージーの世界観を描いています。翻訳は島津やよい氏が担当し、主に英訳やフランス語訳の経験が豊富な実力者です。