ブラザーが環境保全の取り組みで受賞
ブラザー工業株式会社は、令和7年度全国育樹活動コンクールにおいて、国土緑化推進機構理事長賞を受賞しました。この受賞は、2008年から行っている「ブラザーの森郡上」での活動が評価された結果です。
ブラザーの森郡上の活動について
「ブラザーの森郡上」は、岐阜県郡上市の白鳥町、美並町、八幡町の3地域で展開されています。ここでは、毎年春と秋に従業員とその家族が参加する植樹活動や、森の保育と調査が行われています。特に、白鳥町ではスキー場跡地の植樹が実施されており、自然環境を再生するための多くの取り組みが進められています。
美並町や八幡町では、森林の健全な成長を促すための間伐作業が行われ、生態系の維持に貢献しています。また、2014年から名古屋大学大学院環境学研究科との連携を強化し、産・官・学の協力のもとで生態系回復に向けた活動を推進しています。
生態系回復の成果
「ブラザーの森郡上」では、近年、固有種のギフチョウなどの希少種が確認され、多様な生物が生息する環境が再生されていることが報告されています。このような具体的な成果が、今回の賞の受賞に繋がりました。
環境ビジョン2050の一環
ブラザーグループでは「環境ビジョン2050」として、生物多様性保全を重要な課題に位置づけています。企業活動による環境負荷を最小限に抑え、その上で積極的な修復・保全活動を行うことが求められており、「ブラザーの森郡上」はこのビジョンを具体化した象徴的な拠点となっています。
引き続き、ブラザーは地域社会への環境保全活動を進め、SDGsの達成にも寄与していく方針です。
今後の取り組み
今後もブラザーは、「ブラザーの森郡上」において生物多様性保全と環境保全のための新たなコミュニケーション活動を展開し、企業としての責任を果たすことに注力していくとしています。これにより、企業活動のあらゆる側面での地球環境への配慮を強化していく考えです。
詳しくは、ブラザーのウェブサイト「SDGs STORY」をご覧ください。ここでは地域社会支援の具体的な活動や、SDGs達成に向けた取り組みが紹介されています。