牡蠣殻から生まれた新しい日本酒「的矢廻」の魅力を探る
三重県志摩市にある「有限会社佐藤養殖場」。ここでは、地域名物の的矢かきを通じて、日本酒「的矢廻(まとやめぐり)」の製造が行われています。この日本酒は、廃棄されがちな牡蠣殻を肥料として活用し、酒米を育てるところから始まったという画期的な取り組みです。今回は、その魅力や背景を詳しく紹介します。
牡蠣殻の再利用から始まったプロジェクト
的矢養殖場では、牡蠣を育てる過程で多くの牡蠣殻が発生します。通常、これらの殻は廃棄される運命にありますが、その中に秘められた可能性に目を付けたのが濱地大規代表です。牡蠣殻には豊富なミネラルが含まれ、農業分野での利用が期待されています。そこで、牡蠣殻を肥料として使用し、三重県産の酒米「神の穂」を栽培するプロジェクトが始まったのです。
このプロジェクトは、一つの会社だけでは実現できません。伊賀市の酒蔵「大田酒造」とのコラボレーションにより、これまで捨てられていた牡蠣殻が地域資源へと変わっていきました。酒造の技術と農業のノウハウを融合させることで、地方の価値創造が進められています。
地域資源を結ぶ新しい取り組み
「的矢廻」に込められた名前には、海から生まれた牡蠣殻が大地を巡り再び地域へ戻るという循環の想いが表現されています。さらに、2026年からは新たに建設土木業の出馬重機が参加し、地域の農地整備と酒米栽培に取り組むことになります。これにより、異なる業界が連携する新たな地域資源の活用が進むでしょう。
この流れは、地域全体に新たな価値をもたらし、人々が協力し合いながら未来を描くための一助となっています。
フレッシュでフルーティな味わい
「的矢廻」は、初と種類の日本酒です。醸造に当たる大田酒造との連携を経て、地域の食文化を意識した日本酒に仕上げられました。特に生原酒特有のフレッシュな味わいが印象的で、程よい酸味とスッキリとした後味が特徴です。
テイスティングノートによると、バランスの良い酸味とクリアなキレが感じられ、辛口でありながらもフルーティな口当たりを持っています。また、的矢かきとの相性も良く、どちらの旨味とコクを引き立て合います。
自然の恵みを次世代へ
この取り組みは日本酒を製造するだけでなく、地域の資源を最大限に活かし、農業や漁業、製造業から建設業までが手を取り合う未来を目指しています。「的矢廻」はその第一歩であり、海と大地、人とのつながりを再確認する大切な存在です。今後も伊勢志摩の独自の価値を発信し続けていくことでしょう。
商品情報
- - 商品名: 的矢廻(まとやめぐり)
- - 内容量: 720ml
- - 価格: 2,900円(税込)
- - アルコール度数: 17度
- - 精米歩合: 60%
- - 原材料: 米(志摩産神の穂100%使用)、米こうじ(三重県産米)
- - 製造: 株式会社大田酒造
- - 販売場所: 佐藤養殖場直売所VISON 内「旨いもん広場」
会社情報
以上が「的矢廻」に関する詳細な情報です。地域の資源循環が生み出したこの日本酒をぜひ一度ご賞味ください。