国立アイヌ民族博物館が10万人来場を記録
北海道白老町に位置する国立アイヌ民族博物館では、特別展「開館5周年記念ウィーン万国博覧会とアイヌ・コレクション」が好評を博し、来場者数が10万人を突破しました。この記録は、開館からわずか80日で達成されたもので、同館の展覧会の中でも最も早い来場者数の記録となります。
来場者数10万人達成の記念セレモニー
記念すべき10万人目の来場者となったのは、埼玉県川口市から訪れた竹内さんご家族。この特別展について、竹内さんは「今まで知らなかったアイヌのくらしや文化を映像などを通して理解できた」と語り、展示内容に感銘を受けた様子を見せました。
セレモニーでは、博物館の野本館長から、記念品として展覧会の図録やオリジナルグッズが贈呈されました。
特別展の内容について
今回の特別展は、約150年ぶりに北海道に帰還したドイツ・ベルリンに保存されていたアイヌ・コレクションを展示しています。ウィーン万博を起点に、アイヌ文化がどのように国際的な舞台に登場してきたのか、その背景や歴史も詳細に紹介されています。この重要な展示を通じて、来場者はアイヌの芸術や生活様式を身近に感じることができるでしょう。
入場者からは、「アイヌの刺繍や陶器、金印などを間近で見られて興味深かった」「展示資料から当時の万博の様子を感じることができた」といった好評の声が多く寄せられています。
展覧会の詳細
特別展は、2025年11月16日まで開催されています。特に、「ウポポイ無料開放DAY」に合わせた November 1日から3日の期間中には、多くの方々が訪れることが期待されています。
この機会に、まだ観覧していない方や再度鑑賞したい方々にとって、素晴らしい展示を体験できるチャンスです。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
詳細は、
国立アイヌ民族博物館の公式ウェブサイトをご覧ください。
開催概要
- - 企画展示名: 開館5周年記念ウィーン万国博覧会とアイヌ・コレクション
- - 会場: 国立アイヌ民族博物館特別展示室
- - 期間: 2025年11月16日まで
- - 観覧料: 特別展示観覧無料
- - アクセス: 北海道白老郡白老町若草町2-3-1
この展示を通じて、多くの人々にアイヌ文化の魅力を伝えていくことが期待されています。