クラシコムとSG提携
2025-09-03 10:47:30

株式会社クラシコム、ソニックガーデンとの提携で次世代のシステム基盤構築へ

株式会社クラシコム、ソニックガーデンとの提携で次世代のシステム基盤構築へ



2023年10月、ライフカルチャープラットフォームを展開する株式会社クラシコム(以下、クラシコム)は、ソフトウェア開発を手掛ける株式会社ソニックガーデン(以下、SG社)との資本業務提携契約を締結したことを発表しました。提携により、両社はそれぞれの特色を活かして、クラシコムのシステム基盤の更なる向上を目指します。

提携の背景と目的



2007年に設立されたクラシコムは、「北欧、暮らしの道具店」を通じて、多様な商品を販売するだけでなく、コンテンツの提供を通じて顧客との強い関係を築いてきました。顧客体験の向上を目指し、内製化を進めてきた基幹システムの開発は、背景やニーズに即した機動的な更新が難しい局面を迎えていました。

そこで、昨年よりSG社がクラシコムの子会社の「foufou」のシステム開発を手掛けたことから、両社の連携が深まることになります。2024年からは、クラシコム自身の基幹システムの開発・運用にもSG社が参画し、これにより、既存のシステムの刷新が大きく進むことが期待されています。

ソニックガーデンの役割



SG社は、2011年に設立され、独自の開発手法である「納品のない受託開発」を採用し、中長期にわたって顧客のシステムを育成するスタイルを貫いてきました。この考え方がクラシコムの基幹システムにも適用され、成長をバックアップするパートナーとして期待されています。

SG社の倉貫義人氏は、クラシコムの社外取締役を務めており、2024年からは取締役CTOとしてエンジニア組織の統括にも関わります。これにより、両社の関係は一層強固なものになる見込みです。

資本業務提携の内容



今回の提携に際し、クラシコムはSG社に対して新株予約権を発行します。この権利は、2035年から2037年の期間内にクラシコムの連結売上高が200億円を超えた場合に限り行使できるという条件が設定されており、業績目標の達成に向けた両社の協力を促進します。

SG社に対しては、業務の基本方針として、「基幹システムの強化に関する相互協力」、「開発・運用に必要な体制の柔軟な提供」、および「公正な取引条件での貢献」という三つの方針が合意されています。これにより、両社は長期的に安定した開発体制を構築し、持続可能な成長に向けたシステム基盤を整備します。

主要サービス「北欧、暮らしの道具店」



「北欧、暮らしの道具店」は、雑貨やアパレルを販売し、暮らしに関連する多様なコンテンツを提供しています。2007年にスタートし、現在は日本を含む世界各国の商品を取り扱い、オリジナル商品も企画・販売しています。この店の魅力は、単なるショッピングにとどまらず、レシピやインタビュー、ポッドキャストなど、さまざまなコンテンツを通じて顧客との深いつながりを築いている点です。

会社概要



  • - 社名: 株式会社クラシコム
  • - 設立: 2006年9月
  • - 本社: 東京都国立市中1-1-52
  • - 代表: 代表取締役社長 青木耕平
  • - 従業員数: 98名(2024年7月現在)

今後、両社の協力関係がどのように進展し、クラシコムのシステム基盤がどのように進化していくのか、注目が集まります。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

会社情報

会社名
株式会社クラシコム
住所
東京都国立市中一丁目 1-52nonowa 国立 SOUTH 3F
電話番号

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。