三菱日立ホームエレベーターの完全子会社化について
三菱電機ビルソリューションズ株式会社(以下、MEBS)は、日立製作所との合弁企業である三菱日立ホームエレベーター株式会社を完全子会社とすることを発表しました。この株式譲渡契約は、日立から全ての株式を取得する形で締結されたものであり、関係当局からの認可を得た後、正式に実行される予定です。
事業の概要と歴史
三菱日立ホームエレベーターは2000年に設立され、MEBSと日立の強みを活かしつつ、ホームエレベーターや小型エレベーター事業を展開してきました。この間、製品の質を高めると共に、コストの競争力を強化し、世界50カ国に高品質な製品を提供してきました。
この完全子会社化によって、MEBSグループは、ホームエレベーターから超高層ビル向けの高速エレベーターまで多様な製品を提供できる唯一の企業となります。グループ全体での一貫したビジネス戦略により、さらなる成長を目指し、安全・安心・快適なビル空間を提供することを目指します。
競争力を高める狙い
完全子会社化の背後には、今後国内外で増加が予想されるホームエレベーターのリニューアル需要があります。特に日本では高齢化が進み、バリアフリー化 または単身世帯の増加が顕著であり、これに対応する小型エレベーターの需要が高まっています。この市場のニーズに迅速に応えるためには、流動的な経営体制が不可欠です。
そのため、合弁会社からの発展的な解消が合意に至り、今後は迅速な意思決定が可能となります。これにより、開発から施工、アフターサービスに至るまで、グループとしての連携を図り、顧客の求める製品品質及びサービスの提供に努めます。
MEBSの使命とビジョン
MEBSは、ビル関連システム事業での開発、製造、保守及びリニューアルに至る一貫した運営を行っており、今後も進化し続けるビル環境に必要な統合ソリューションを提供します。スマートシティの実現に向けて、デジタル技術を活用した課題解決に努め、生活の質を向上させることを目指しています。
また、MEBSは、ビルや都市空間の発展を通じて、より多くの人々の豊かな暮らしを支えるために、すべてのステークホルダーに寄り添った事業展開を行います。
まとめ
三菱日立ホームエレベーターの完全子会社化は、MEBSグループの競争力を高め、安心・安全・快適なサービス提供への強化を目的としています。これからのビル関連システムの進化に注目していきたいところです。