Green CarbonがJapan CCUS Summit 2025に登壇
カーボンクレジット創出事業を手掛けるGreen Carbon株式会社は、2025年10月に東京で行われる「Japan CCUS Summit 2025」に登壇します。このサミットのテーマは「From Vision to Reality(構想から実現へ)」であり、参加者たちはアジアにおけるCCUS(Carbon Capture, Utilization and Storage)の商業化や循環型カーボン経済(Circular Carbon Economy)の構築について議論します。Green Carbonは、カーボンクレジットのデベロッパーとして、「炭素を負債ではなく持続可能な資産として捉え、国際連携を強化する」を視点に意見を述べる予定です。
サミットでのハイレベルパネル登壇
Green Carbonは、特にハイレベルパネル「Embracing the Circular Carbon Economy」に参加し、独自の「Carbon-to-Value(C2V)」モデルを紹介します。これは、CCU(炭素回収・利用)が単なる排出削減技術に留まらず、産業の新たな付加価値を生み出す機会であることを強調するものです。新しい燃料の合成、炭素由来の化学品、カーボン鉱化などを商業化するGreen Carbonのプロジェクトを広く紹介し、その可能性を訴求します。
取り組みの具体的内容
1.
CCU/C2V技術の専門性:
Green Carbonは、カーボンの利用技術を商業化する努力を続けており、さまざまなプロジェクトを展開しています。
2.
大規模なネイチャーベース・クレジット創出の拡大:
具体的には、バイオ炭や日本初・最大級のJ-クレジット水田プロジェクトなど、高い品質の炭素除去(CDR)を国際的に行います。
3.
国際連携の強化:
JCM(二国間クレジット制度)を駆使し、タイ、ベトナム、フィリピンなどで事業を推進し、日本の脱炭素目標と地域の持続可能な成長を両立させます。
これらの取り組みを通じ、Green Carbonは回収した炭素を価値ある商品へと変えることで、企業の強靭性を高めつつ、脱炭素社会の実現を目指しています。また、炭素再利用の循環構造を確立し、経済成長と環境保護のバランスを取る新しい産業モデルの構築を狙います。
今後の展望と取り組み
さらに、Green Carbonは森林保全、水田、マングローブ植林、牛のゲップ削減といった多様な分野でのプロジェクトに取り組む予定です。各地域の特性に応じたカーボンクレジットの開発を進め、衛星データを利用した適地選定やモニタリングで、効率的で透明性のあるプロジェクト運営を確立していきます。これにより、アジア全体での「CCUS 2.0時代」の到来を加速することを目指しています。
重要な行動指針
Green Carbonは今後、持続可能なカーボンサイクルの確立に向けて、以下の3つの行動指針を掲げます。
1.
地域間協働の加速:
CO₂貯留・取引の国際的協定を迅速に整備し、経済性とスケールを確保します。
2.
政策や投資の安定化:
各国政府と協議し、安定した政策や資金枠組みに必要なテーブルを設け、民間資本を誘導します。
3.
MRVの高度化:
信頼性の高いカーボン市場を広げるために、測定、報告、検証基準を明確にすることで、「Agreen」によるプラットフォームを活用します。
このように、Green Carbonは自然由来と技術由来の双方から企業及び地域の脱炭素化を推進し、カーボンを資産化する循環型経済の実現に貢献して参ります。
Japan CCUS Summit 2025の概要
このサミットは、政府関係者、産業界のリーダー、学術関係者が集まり、「循環型カーボン経済」の動向や政策課題を議論する場となります。アジア地域でのCCUSの商業化や国際協力の促進が目的です。
- - イベント名: Japan CCUS Summit 2025
- - 開催地: 東京都内
- - 開催時期: 2025年10月
- - 主催: 国内外の産業界、研究機関、政策担当機関による連携
- - URL: Japan CCUS Summit公式サイト