不動産業界の未来を開く「TATSUJIN AWARDS 2024」が盛況のうちに開催

不動産業界の未来を切り開く「TATSUJIN AWARDS 2024」

2024年11月14日、東京ミッドタウン日比谷にて、「TATSUJIN AWARDS 2024」が開催されました。
このイベントは、株式会社クラスココンサルファームが主催し、全国の不動産会社に向けた業務改善と経営支援の一環として行われます。今年で12回目を迎えるこの awards には、168名の業界関係者が参加し、最新の成功事例や技術革新についての情報交換が行われました。

TATSUJIN AWARDS 開催の意義

近年、不動産業界では人手不足や働き方改革、そして建築資材の高騰といった複雑な課題に直面しています。クラスコは「TATSUJIN」という名のサービスを通じて、業務及び経営の改善を図る努力をしています。このサービスは、2024年11月時点で7,300を超える不動産会社に利用されていますが、その導入だけでは効果が不十分です。企業がその内容を理解し、実践することが不可欠です。そこでクラスコは毎年、優れた成果を上げた企業を表彰し、成功事例とノウハウを共有する場を提供しています。

イベントの特色

TATSUJIN AWARDS 2024では、業務改善と経営戦略の最新の成功事例が発表されました。特に賃貸管理業界では、人手不足が深刻化し、業務の縮小が進んでいる現状を踏まえた「VISION経営」が求められています。企業ブランドを強化し、魅力を発信することで、従業員の待遇向上と利益を同時に実現するための取り組みが取り上げられました。

また、業務の効率化に向けたアウトソーシングや自動化の重要性も強調され、企業は属人的な業務から脱却し、安定した経営基盤を築く必要があると指摘されています。さらに、管理受託やリノベーションといった付加価値サービスの重要性も認識され、効果的なマーケティング戦略が競争力を高めるための鍵となっています。

新サービスの発表

新たに導入されるタレントマネジメントシステム「KATSUYAKUN」や、物件掲載ポータルサイト「ヘヤサガ」が発表され、参加者の注目を集めました。特に「KATSUYAKUN」は、スタッフが自己管理を行う機能が評価され、業務の生産性向上に寄与すると期待されています。また、2024年1月に能登半島で発生した地震における物件対応についても世間の関心を引きました。

受賞企業の紹介

表彰部門では、各サービスを活用して素晴らしい成果を上げた企業が表彰されました。最も際立った成果を収めた企業には「DO IDEA賞」が授与され、以下の企業が選ばれました。

- 株式会社アレップス：新しいパッケージ商品を開発し、1部屋あたり家賃を15,000円アップ。
- 株式会社小菅不動産：リノベプランを提示し、提案受注率90％超を達成。
- 株式会社ブルーボックス：満室ギャラリーを立ち上げ、管理受託戸数を前年度の2倍に。

交流の場としての役割

また、受賞後には経営者同士及び実務担当者間の懇親会が行われ、参加者は情報交換や交流を深めました。今回の awards を通じて得られた知見やネットワークは、今後の不動産業界の発展に寄与することが期待されています。

今後の展望

クラスコは、今回の成功を基に「TATSUJIN」サービスの強化を進め、特に人材不足に悩む不動産会社の課題解決に向けた支援体制を強化していく方針です。この取り組みは、業務効率化や経営改善へとつながり、業界全体の成長に向けた重要な一歩となるでしょう。クラスコ代表の小村典弘氏は、知られざる課題を解決し、業界を変えるために全力を尽くすと確信しています。