マイナビ2026年卒調査
2025-02-20 13:20:01

マイナビが発表した2026年卒学生の就職活動に関する調査結果

マイナビが発表した2026年卒業予定学生の就職活動調査結果



株式会社マイナビが2026年卒の大学生及び大学院生を対象に実施した就職活動に関する調査を発表しました。この調査は、学生のインターンシップ参加状況やエントリー予定社数、就職活動を終えたい時期など、多岐にわたっています。

インターンシップ参加率は過去最高


今年の調査では、インターンシップや仕事体験の参加率が85.3%に達し、平均参加社数は5.2社と過去最高水準となりました。特に注目すべきは、対面形式でのプログラム参加が35.0%に増加したことです。

学生が参加したプログラムの中では、グループワークが最も一般的でしたが、会社見学や現場での仕事体験といった、より実践的なプログラムへの参加も増えていることがわかります。これは、文部科学省や厚生労働省などからのインターンシップの定義変更が影響していると考えられます。

エントリー社数が減少傾向


一方で、3月以降のエントリー予定社数については、前年より3.1社減って8社にとどまっています。文系と理系で比較すると、特に理系学生のエントリー社数が少なく、文系と理系で4.2社の差が見られました。また、インターンシップに参加した企業であっても、採用選考に参加しないと考えている学生が多く、企業側の人材確保が難しい状況が浮き彫りになっています。

インターンシップ選考の影響


調査によると、インターンシップの選考を通過しなかった場合、56.6%の学生がその後の採用選考には参加しない意向を示しています。その理由の一つは、参加しなかったことで「縁がない」と感じるなど、学生の中で企業に対する志望度が低下することです。

就職活動の終着時期


就職活動を終えたい時期については、例年同様に6月がピークであることが明らかになりました。多くの学生は内々定を得つつも、6月まで活動を続けることが予想されています。特に理系学生は比較的早く就職活動を終えたいという意向が強いようですが、一般的には自分のペースで進めることが重要です。

調査の概要と所見


今回の調査は2025年2月1日から2月9日の間に実施され、有効回答数は2,007名に達しました。本調査からは、学生の就職活動準備が進んでいることが示されています。しかし、インターンシップでの選考通過率が低く、それが学生の意欲に大きな影響を与えていることも明らかになりました。

今後の就職活動において、企業は一度でも興味を持たれた学生を逃さないように、丁寧なフォローアップが求められるでしょう。この調査をもとに、2026年卒業生の就職活動における課題と展望を検討していく必要があります。

調査担当者のコメント


マイナビキャリアリサーチラボの主任研究員、井出翔子氏は「多くの学生がインターンシップを経験し、就職活動の準備が例年以上に進んでいると実感しています」と述べています。今後、採用選考への参加意向を高めるような取り組みが求められます。


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会社情報

会社名
株式会社マイナビ
住所
東京都千代田区一ツ橋1丁目一番一号パレスサイドビル
電話番号
03-6267-4155

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