NEXCO東日本とドコモ、AIを活用した新サービスの実証実験をスタート
新サービス「AIルートジャッジ」の概要
2023年11月19日、東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)と株式会社NTTドコモは、新たなサービス「AIルートジャッジ~アクアvs京葉・館山~」の実証実験を開始します。このサービスは、ドコモが開発した「AI渋滞予知」の技術を基に、特定のエリアまでの予測所要時間を提供します。
具体的には、木更津JCTから京葉JCT、箱崎JCT、板橋JCTまでのルートを、【CA】東京湾アクアライン(アクアライン)を経由するアクアラインルートと、【E14】館山自動車道及び【E14】京葉道路を通る京葉・館山ルートの二つに分け、それぞれの所要時間を比較し、利用者に情報を届けることを目的としています。これにより、木更津から埼玉や東京方面への最適なルート選択を促す機能をつけています。
実証実験の背景
房総半島から都心へ向かう際、ドライバーにはアクアラインと京葉・館山の2つの選択肢があります。これまで、各路線における「AI渋滞予知」は多くの利用者から高評価を得ていましたが、「どちらのルートを選べば早く目的地に着くのか」というニーズが増加。そこで、この実証実験が開始されるに至ったのです。
今後、実証実験におけるデータや利用者の反応を踏まえ、サービスの本格導入が検討される予定です。この取り組みによって、房総から都心を目指す際の渋滞を避け、交通の分散化による流れの改善を目指します。
提供される予測所要時間のセクション
実証実験では、房総から首都高方面へ向かうドライバーが拾える情報が具体的に設けられています。以下の3つの経路を選定し、それぞれから予測所要時間が提供されます:
1.
木更津JCT~外環道京葉JCT(常磐道方面)
2.
木更津JCT~首都高速道路箱崎JCT(都心方面)
3.
木更津JCT~首都高速道路板橋JCT(関越道方面)
サービスの利用方法
「AIルートジャッジ」の利用は簡単です。以下の方法でアクセスできます:
- - 二次元バーコードを読み込む
- - ウェブ検索で「AIルートジャッジ」と入力
- - 公式サイトURL こちら からもアクセス可能(11月19日から情報提供が開始されます)
サービスの特徴
このサービスは、以下のような特長を持っています:
1. 3つの対象区間から所要時間を選択可能。
2. スライドバーを利用して、渋滞の予測時間を変更できます。
3. 2つのルートの渋滞予測を一目で比較でき、利用者がどちらを選ぶべきかを明確にします。
4. 選択した時間帯の所要時間をマップと連動で表示します。
5. 料金やリアルタイム渋滞などの情報は、ドラぷらやドラとらで確認できます。
AIルートジャッジの智恵
この新サービスは、NEXCO東日本の交通データとドコモの「AI渋滞予知」技術が融合したものです。実験では、地域の交通状況や需要を考慮し、正確な予測を提供。今後、NEXCO東日本とドコモは「AI渋滞予知」のさらなる活用を進め、交通問題の解決に取り組んでいく方針です。
現代において、移動時間の短縮や渋滞の回避は重要な課題です。AI技術を活用したこの新たなサービスが、ドライバーの選択をサポートし、快適な移動を実現する手助けになることが期待されます。