MFLP・LOGIFRONT東京板橋
2024-10-03 17:46:16

先進の環境配慮型物流施設「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」が竣工

環境配慮型物流施設「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」とは



2024年9月30日、東京都板橋区に大型物流施設「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」が竣工しました。このプロジェクトは、日鉄エンジニアリング株式会社と三井不動産株式会社、日鉄興和不動産株式会社の共同開発によるものです。施設の設計および施工を担当した日鉄エンジニアリングは、都心への配送に適した立地に、都内最大級の物流施設を完成させ、地域と環境への配慮を重視しています。

立地と地域貢献の設計



「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」は、都心部へのアクセス性を考慮して位置しており、その利便性が大きな特長です。また、地域住民にとっても安心な施設となるよう、避難スペースの確保など防災拠点としての機能を持っています。これは板橋区の「河川氾濫時における水害に強い安心・安全な街づくり」という方針に基づくもので、大雨時などに住民が利用できる場所を提供しています。

新河岸川に面したことで、「水辺のにぎわい創出事業」にも寄与しており、近隣の多目的広場や桜並木などの自然環境を整え、地域の憩いの場を提供しています。この創造的な設計は、物流施設としての機能だけでなく、周囲の環境との調和を図っています。

最新技術による安全性と便利さ



建物は6階建ての免震構造で、426台のNS-SSB®(球面すべり支承)や48台の免震NSUダンパー®を導入し、地震に対する強固な耐性を実現しています。これにより、建物本体の安全性に加え、内部に保管される商品に対しても損傷リスクを最小限に抑えることが可能です。さらに、1階部分は荷重2t/㎡に対応した構造があり、将来的なニーズとして冷凍冷蔵倉庫としての利用も見込まれています。

環境への配慮



この施設は、持続可能なエネルギー供給にも重きを置いています。屋根には太陽光発電設備が搭載されており、約4MWの再生可能エネルギーを供給。この取り組みにより、建物の一次エネルギー消費は実質ゼロとなり、最高ランクのZEB(Net Zero Energy Building)認証を取得しています。これは、快適な居住空間を維持しつつ、エネルギー利用の効率を最大限に高めるものです。

日鉄エンジニアリングの実績と今後の展望



日鉄エンジニアリングは、物流関連施設の設計と施工で多くの実績を持っており、累計受注面積は約340万㎡に達しています。これからも、同社は総合エンジニアリング力と鉄の知見を活かし、環境に優しくレジリエントな社会基盤の構築に努めていくでしょう。「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」は、これらの取り組みの一環として、物流業界における重要な一歩となることでしょう。日々進化する日本の物流施設に注目です。

施設概要は以下の通りです。
  • - 所在地: 東京都板橋区舟渡
  • - 構造: 鉄骨造地上6階建・免震構造
  • - ワンフロア面積: 約13,000坪
  • - 延床面積: 約256,000㎡
  • - 鉄骨重量: 約30,500トン
  • - 竣工日: 2024年9月30日

この「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」は、地域に根差した施設でありながら、先進的な技術と環境配慮を融合させた期待のプロジェクトと言えます。


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会社情報

会社名
日鉄エンジニアリング株式会社
住所
東京都品川区大崎一丁目5番1号大崎センタービル
電話番号
03-6665-2000

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