大東みらい信託が信託業務支援システムを導入
2024年10月15日、大東みらい信託株式会社は、信託業務の効率化を目的とした総合信託業務管理システム「TrustPORT」の利用を開始します。このシステムは、BIPROGYが提供するもので、同社は1970年代から信託業務に特化したシステム開発を行ってきました。これにより、大東みらい信託は信託事務の負担軽減や処理時間の短縮を図ることができます。
TrustPORTの機能と特長
多様な信託業務への対応
「TrustPORT」は、信託会計システムだけでなく、遺言代用信託や解約制限付きの個人信託システムも実装されており、広範囲な信託業務に対応しています。これにより、各種信託業務の手続きを円滑に行うことが可能です。
簡単な信託財産管理
システムには、伝票や帳簿管理、さらには信託契約ごとの会計管理機能が備わっており、信託受託者が信託財産を効率的に管理できるようになります。この機能により、オペレーショナルリスクも軽減されることが期待されています。
SaaS提供によるメリット
TrustPORTはSaaS形式で提供されるため、システム導入時や稼働後も信託受託者の負担を軽減できます。また、制度変更に対応するための特別な手続きが不要で、ユーザーは迅速に法令改正に適応できます。
信託業務の拡張性
TrustPORTは、信託業務の拡張に必要な機能も充実しています。金銭債権信託システムや不動産信託システムも搭載されており、事業の拡大に応じた迅速な対応が可能です。これにより、信託事業を新たに始める企業にも適応しやすくなっています。
社会への貢献に向けた取り組み
BIPROGYは、信託業務の経験を活かして相続や事業承継などの社会的課題に貢献していく方針を示しています。市場は成長を続けており、新規参入企業も増加しています。「TrustPORT」の導入により、より多くの企業が信託業務をスムーズに運営できる環境が整いつつあります。
まとめ
将来的に「TrustPORT」が、信託業務を利用する企業にとっての理想的なシステムとなることが期待されます。信託業務におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を通じて、BIPROGYは信託サービスの発展を支援していくことを目指しています。信託市場のさらなる成長に寄与することができるでしょう。