大丸東京店の新たな体験を創出する『明日見世』
2024年9月に大丸東京店がリニューアルオープンした新しい体験型ストア『明日見世(あすみせ)』は、株式会社ノングリッドがトータルデザインを手がけた注目のスポットです。この店舗は、買い物の楽しみを再定義することを目的に設計されており、訪れる人々に新たな体験を提供します。
『明日見世』のコンセプト
『明日見世』は、季節ごとに異なるテーマを体験できる場所として位置付けられています。リニューアルに際し、「窓・扉」をデザインコンセプトとし、新しい出会いや風景を呼び込む場であることを象徴しています。特に多様な目的で何度でも訪れたくなるような体験を提供することが意図されています。
この体験型ストアでは、300以上のブランドから厳選された商品を展示・販売する他、特設のカフェやイベントが行われています。一部商品は物販としても購入可能ですが、主に訪れることで得られる体験が重視されています。
賑わう店舗のデザイン
ノングリッドの手によるトータルデザインでは、グラフィック、Web、インスタレーション、ビジュアルマーチャンダイジング(VP)など多岐にわたる要素が統合され、訪れた人々が楽しめる空間創りが実現されています。特に、訪問者の目を引くインスタレーションや視覚的演出が工夫されており、購買導線も意識した設計がされています。
インスタレーションの魅力
店舗内には、内沼晋太郎氏がキュレーションした書籍を使ったインスタレーションが展開されています。テーマは『REBORN』で、小さなショーウィンドウのような箱が並び、それぞれの中には新たな発見が待っています。このインスタレーションは、木箱の質感を活かしながらもモダンなデザインが施されており、来店者が足を止めたくなる魅力を放っています。
また、展示は定期的に入れ替わるため、訪れるたびに異なる体験が楽しめます。特に子供向けの本も取り扱われ、ファミリー層にも優しい設計がされています。
動き続ける『明日見世』の未来
ノングリッドは、今後も『明日見世』のインスタレーション企画や制作を行い続ける意気込みを見せています。今回の展示は2024年12月まで続き、新たなテーマとともに常に進化していく店舗を目指しています。
このように『明日見世』は、単なるショッピングを超えた、様々な接点でのコミュニケーションデザインと体験を提供する新たな場となっています。人々が集い、交流し、新しい発見をする場所として、今後ますます期待が高まることでしょう。ぜひこの新しい体験型ストアを訪れて、その魅力を堪能してみてください。