SHIPSが資源循環サービスPASSTOを導入
日本のファッション業界に新たな風を吹き込む取り組みがあります。SHIPSグループは、12月9日から資源循環サービス「PASSTO(パスト)」を導入し、全国の店舗で衣類回収を開始します。このサービスは、不要な衣類を“捨てる”のではなく、次の人へ“渡す”ことを目的としたもので、循環型社会の実現を目指しています。
PASSTOの目的と背景
「PASSTO」という名称は「PASS TO」を短縮したもので、次世代へと繋げる意義が込められています。このサービスを通じて、不要品の回収、選別、リユースやリサイクルが行われ、地域の資源循環を促進することを目指しています。特に、この取り組みは廃棄物削減に貢献し、CO2排出量を削減する効果が期待されています。
SHIPSのサステナビリティへの取り組み
SHIPSでは、このサービス導入以前からもSDGs達成のための様々な行動を行ってきました。「ONE SHIPS ACTION」という名称の元で、企業のCSR活動を広げ、着むくみの少ない未来を築く努力をしています。これまでにも衣類回収や、廃棄された漁網を再利用した素材「NetPlus®」を使った製品など、多岐にわたる取り組みが展開されています。
回収の詳細
- - 開始日: 2025年12月9日
- - 回収対象商品: こども服、トップス、ボトムス、ジャケット、コートなどの衣類やキャップ、ベルト、バックパックといったファッション雑貨が対象となります。
なお、汚れや破れのある物、靴下や肌着、水着、着物、体操服・制服、靴類については回収対象外です。
参加方法と注意事項
回収希望の方は、衣類を持参する際に必ずお洗濯をお願いします。また、一度にお持ち込みいただける点数は、1人につき5点までとさせていただきます。回収されたアイテムは、所有権が放棄されることにご了承の上でお持ち込みください。
散らばった物は袋に入れることもお忘れなく。これからもSHIPSは、限りある資源を利用しながら持続可能な社会を実現するための取り組みを進めていくことを約束しています。
SHIPSについて
株式会社SHIPSは1975に設立され、セレクトショップとしての歴史があります。その起源は東京・上野にある「三浦商店」にまで遡り、1977年には銀座に第一号店を開店しました。
現在ではメンズ、ウィメンズ、キッズのアパレルを揃え、全国に店舗を展開しています。
「Stylish Standard」というコンセプトの元で、トレンドとベーシックを融合した商品提案を行っています。
まとめ
このPASSTOによる衣類回収サービスは、SHIPSが提供する新たなサステナブルな取り組みの一環です。これにより、消費者が日常生活で持続可能性を感じ、身近にできる行動が提供されます。
SHIPSは今後も持続可能な資源の活用を重視し、循環型社会の実現に寄与し続けるでしょう。ぜひご自身の不要品をお持ち込みいただき、次の人へ渡す一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?