未来を創る読書体験「READ FOR LIFE」が始動
近年、子どもたちの読書機会が減少しています。読書が生活スキルに与える影響について調査された結果、読書をすることが多い子どもほど、コミュニケーション能力や問題解決力が高いことが明らかになりました。これを受けて、専門機関の調査結果を踏まえ、「READ FOR LIFE」という新しい書籍サブスクリプションサービスが生まれました。
「READ FOR LIFE」は、子どもたちが将来の可能性を広げるために必要な本との出会いを提供することを目指しています。このサービスは、渋谷区との官民連携オープンイノベーションとして、2023年4月から実証実験が開始されました。サービスを利用するには、お子様の興味をもとに大人たちが選定した本を毎月3冊、自宅に配送します。選書に携わる大人は、様々な職業や背景を持つ方々で、子どもたちに伝えたい本を厳選します。
選書企画の背景
昨今の書店数の減少により、子どもたちが多様な本と触れ合うことが難しくなっています。特に、特定のベストセラーだけでなく、質の高い本との出会いが減ることが懸念されています。そのため、「READ FOR LIFE」は親の代わりに様々な職業の大人がアドバイザーとして参加し、子どもたちが興味を持てる本を選び出すことで、読書体験を豊かにする試みです。
参加者募集の概要
実証実験は、渋谷区在住または在勤の小中学生を持つご家庭を対象としています。モニター体験後には、フィードバックをお願いいたします。参加者には、実施中の書籍体験を無料で提供し、3冊の中からお好きな1冊をプレゼントします。読書を通じて子どもたちの興味を引き出し、一緒に考える機会も提供されています。
実証実験の目的は、今後本サービスを正式に展開する際の内容の改善に役立てることです。実際の体験を通じて、サービスに対する満足度や使い勝手についての意見を聞くことが重要だと考えています。
子どもたちへの期待
「READ FOR LIFE」が実現したいのは、子どもたちが心に残る一冊と出会うことです。幼少期からの読書体験がその後の人生に大きな影響を与えることを理解し、子どもたちに新たな世界を体験させたいという思いがあります。大人が選んだ本が、どのように子どもたちに影響を与えるのかという実証実験は、今後の活動の基盤を築く一歩となります。
このプロジェクトは、単に本を届けるだけでなく、子どもたちの未来に向けた思いやりのあるサポートをすることを目指しているのです。「READ FOR LIFE」は、親と子ども、そして選書する大人との新しい読書コミュニケーションの形を提示していきます。
お問い合わせ
「READ FOR LIFE」に関心がある方は、以下の連絡先までお気軽にお問い合わせください。