株式会社ナビタイムジャパンが2025年8月21日に、サイクリストに特化したナビゲーションアプリ『自転車NAVITIME』を利用した「サイクルツーリズムDXパッケージ」の提供を開始します。このパッケージは、主に自治体や観光協会、DMO向けに作られており、地域のサイクリングコースや観光スポットなどの情報を全国のサイクリストに効果的に伝えることを目的としています。この新たなサービスの特徴としては、地域固有のサイクリングコースの情報を利用者に発信するだけでなく、その効果をデータとして分析し報告する機能も含まれています。
これまでもナビタイムジャパンは、複数の自治体と協力し、サイクリングに関する情報を効率的に届ける手法についての相談を受けていました。サイクリングコースの情報提供やスタンプラリーの実施などが行われていましたが、今後はこのパッケージを利用することで、迅速かつ低コストでの導入が可能になります。
「サイクルツーリズムDXパッケージ」を通じて、地域の魅力をサイクリングに興味のある層へアピールすることで、観光振興や周遊を促進することが期待されています。また、単なるコース情報の提供に留まらず、サイクリストのデータを収集し、施策の計画や効果測定をデジタルで一元管理できるため、担当者の業務負担軽減にも寄与します。データに基づくPDCAサイクルも促進し、地域の観光デジタルトランスフォーメーション(DX)を進める支援も行います。
既に、茨城県、富山県、福井県、高知県、千葉市、藤枝市などで導入が決定しており、8月下旬からは順次『自転車NAVITIME』にこれらの情報が掲載される予定です。
本パッケージには、以下の3つのプランがあります。
1. サイクリングコース掲載プラン:コースの掲載、PUSH通知、音声ナビ、データ分析報告などが含まれています。
2. 特設ページ構築プラン:観光スポットの掲載や記事コンテンツの発信などを追加。
3. スタンプラリー開催プラン:スタンプスポットや賞品設定などを行える機能を提供。
ナビタイムジャパンは、今後も地域との連携を強化し、サイクリングに関する情報を充実させることで、より楽しいサイクリング体験を提供するとともに、地域の自転車施策を支援し続けます。また、安全性に特化したコンテンツや公共交通機関との連携機能も展開する予定です。こうした取り組みにより、自転車に乗る楽しさを広め、地域の観光振興に寄与することが目指されています。
『自転車NAVITIME』は、坂道やサイクリングロード優先の経路検索が可能なアプリであり、利用者は距離や消費カロリーを記録することもできます。このアプリの詳細は、iOSとAndroidのそれぞれのストアから確認できます。
ナビタイムジャパンに関するお問い合わせは、公式ウェブサイトの問い合わせフォームから可能です。また、『自転車NAVITIME』は株式会社ナビタイムジャパンの登録商標であり、その他の記載にある会社名や商品名も各社の商標または登録商標となっています。