医療法人神甲会隈病院のサインデザインが日本サインデザイン賞に入選

医療法人神甲会隈病院が日本サインデザイン賞に入選

医療法人神甲会隈病院（兵庫県神戸市）の院内サインデザインが、公益社団法人日本サインデザイン協会（SDA）主催の「第59回日本サインデザイン賞」において入選することが決定しました。この賞は、日本におけるサインデザインの中で権威のあるものとして位置づけられており、全国から347作品の応募がありました。厳正な審査を経て、このデザインが選ばれたことに意義があります。

院内サインデザインの評価ポイント

入選したデザインは、「人々に寄り添い、誰もがわかりやすいように設計された作品」として名前が挙がっています。このデザインのリニューアルには、特に患者様や訪問者にとっての利便性が重視されました。隈病院では、初めて来院する方や院内移動に不安を抱える方が迷わず安心して移動できるような環境を整えることを目指しています。デザインを手掛けたのは、有限会社空組のグラフィックデザイナー、廣田修氏です。

患者様を意識したデザインの特徴

廣田氏は、院内サインが患者様にとって「わかりやすいサインデザイン」を目指していることを強調しました。具体的には、パーソナル呼出端末と行き先サインを連動させ、必要のない情報を省くことで、シンプルで分かりやすいデザインに仕上げました。また、行き先名称については専門用語を避け、アルファベット一文字で表現することにしました。色使いにも配慮し、グレーを基調としたやさしい配色が、患者様の心を和ませる効果を狙っています。

理事長のメッセージ

隈病院の理事長、隈夏樹氏は今回の評価に際して、大変喜んでいました。「当院では、診療において患者様中心の全人的な医療を重視しています。今回の入選を通して、廣田さんの素晴らしいデザインが私たちの理念である‘患者様に優しい病院づくり’の実現に貢献したことを嬉しく思います」と述べています。今後も院内環境やサービスの向上に努め、患者様が安心して通える病院であることを目指します。

隈病院について

隈病院は、兵庫県神戸市に位置し、甲状腺疾患に特化した専門病院です。1932年の開院以来、地域社会に根ざした医療を提供してきました。身体の治療だけでなく、心のケアにも配慮した全人的医療の実践を掲げ、患者様の生活に合わせた診療を行っています。最新の医療設備と専門知識を持つ医師・スタッフによるチーム医療が、患者様が安心して治療を受けられる環境を整えています。また、研究と医療者教育にも注力し、国内外に知見を発信しています。インフォームド・コンセントを重視し、患者様が安心して治療に挑める環境づくりにも力を注いでいます。

今回の入選は、隈病院が引き続き患者様中心の医療に取り組む姿勢を示すものであり、今後のさらなる成長が期待されます。