湘南ゴールドを活かしたクラフトビール「Oriental Citrus Ale」
2026年6月9日、神奈川県海老名市のベーカリー「Better life with upcycle」が新たにクラフトビール「Oriental Citrus Ale」を発売します。このビールは、地域のシニア団体である「シニアネットワークおだわら&あしがら」が育てた湘南ゴールドの規格外品を使用しており、耕作放棄地の再生活動の一環として生まれました。
湘南ゴールドとアップサイクルの取り組み
湘南ゴールドは、神奈川県小田原市で育てられている柑橘類で、その美味しさから多くのファンを持ちます。しかし、近年では高齢化や後継者不足の影響で、多くの畑が耕作放棄地となってきました。これを受けて、SNOAは2016年から耕作放棄地を再生し、無農薬での栽培に取り組んでいます。今回のクラフトビールは、そんな品質にこだわって育てた湘南ゴールドの中で、形や見た目が均一でない規格外品を生かした製品です。
市民が協力する中で生まれた湘南ゴールドは、ただの果実ではなく、地域を再生するための希望の象徴でもあります。彼らの取り組みは、地域の価値を再認識させ、次代へのつながりを意識したものです。
「Oriental Citrus Ale」の特徴
「Oriental Citrus Ale」は、ケルシュスタイルをベースにした軽やかなクラフトビールです。驚きなのは、湘南ゴールド由来の柑橘の香りだけでなく、中国の青花椒をアクセントとして加えることで、清涼感を増しています。このビールは、パンのミミをモルトの一部として使用し、二重のアップサイクルを実現しています。
清涼感あふれる飲み口は、これからの湿度の高い季節にぴったりです。飲むことで、地域の未利用素材を楽しむことができ、同時にチャリティにもつながる一石二鳥のアイテムと言えるでしょう。
- - スタイル: Kolsch-style Ale w/ SHONAN GOLD, Sichuan Pepper
- - 内容量: 350ml缶
- - ABV: 5.0%
- - IBU: 19
- - ペアリング推奨: いかにエスニック料理や柑橘を使った前菜
販売と試飲イベント
「Oriental Citrus Ale」は、公式ECサイトでの販売に加え、地元の酒販店や飲食店でも展開される予定です。発売前に、2026年6月6日・7日に海老名中央公園で行われる「EBINA BOOZE FEST」にて、先行試飲が行われる予定です。ここで、特製の樽生を味わうチャンスがあります。
地域と連携した持続可能な未来
「Better life with upcycle」は、1923年に創業した栄屋製パンを起源としており、フードロス問題に取り組むためにクラフトビール事業を展開しています。彼らは、パンの製造で発生する規格外の材料や端材を使って、新たな価値を生み出しています。地域の農産物と共に育てられることによって、その背景には多くのストーリーが秘められているのです。
さらに、SNOAは地域の未来を見据えながら、健康づくりやコミュニティ形成を促進しています。これらの活動を通じて、湘南ゴールドをはじめとする規格外農産物の有効活用を推進し、持続可能な社会の実現へと繋がることを期待しています。
このように、「Oriental Citrus Ale」は、ただのクラフトビールではないのです。それは、地域との繋がりや環境への配慮、そして美味しさを兼ね備えた特別な一杯として、みなさんに提供されることになるでしょう。