YOAKEのリメイク家具
2021-07-21 10:05:57
リメイク家具の未来を切り拓くYOAKEが伝える新たな価値とは
YOAKEが描くリメイク家具の新しい形
福岡県久留米市に拠点を置く家具ブランド、YOAKE(ヨアケ)は、古い家具に新たな命を吹き込むリメイク家具を提供しています。このブランドは、日本の伝統技術とオリジナルデザインを融合させ、見た目だけでなく、使い続けることができる耐久性も兼ね備えています。特に代表の添田晨氏は、作り手の思いが生きる家具作りに情熱を注いでいます。
添田の思いとUターンの背景
添田氏は、長年横浜や東京の家具業界で経験を積んだ後、2017年に故郷の福岡県久留米市に戻りました。都会のビジネス至上主義に疲れ、彼は本当に求めていた「家具がある風景」を取り戻すためのUターンを選びました。彼が求めたのは、単なる製品を提供するのではなく、文化や触れ合いを大切にした家具のある生活でした。
日常の見つめ直しとリメイクの可能性
2020年のコロナ禍により、多くの人々が自宅で過ごす時間が増え、その中で自分の生活空間に目を向けるきっかけが生まれました。この変化は、家具やインテリア業界にも影響を及ぼし、YOAKEではオリジナルやオーダーメイドの家具製作が増加しました。しかし、木材価格の高騰という「ウッドショック」に直面し、持続可能な方向性を模索する必要がありました。
特に、親世代からの思い出が詰まった家を解体する際の寂しさを抱える家主からのリフォーム依頼に触れた際、古材を使ったリメイク家具の提案が喜ばれたことは、リメイクの新しい可能性を広げるきっかけとなりました。リメイクは、思い出を物理的に保存しつつ、持続可能な選択肢を提供します。
リメイクのプロセスと技術力
リメイク家具の製造は単なる修理ではなく、古材を生かしながら新しいデザインを加えるプロセスです。この技術は、高度なスキルと素材を最大限に活かす発想が求められます。YOAKEでは、多様な木材の特性を熟知し、顧客の希望を基にオーダーメイドで仕上げていくため、一つ一つが特別な作品となります。
特に、既存の部材をどのように活かして美しく機能的に仕上げるかは、添田氏のセンスが際立つ部分でもあります。お客様とのコミュニケーションを重ねることで、心に残る家具づくりが実現しています。
未来志向の理念とリメイクサービスの正式化
YOAKEは「世代を超えて、人生が豊かになる家具ブランドをつくる」という理念を大切にしています。日本の伝統技術を活かし、長く使える構造を重視した家具を提供しています。リメイクテーブルやデザインのユニークさが、顧客からの支持を受けている理由です。
2021年にはリメイク家具の正式サービス化を行い、さらなる価値ある家具作りを目指しています。新しいリメイクの流れを追い求めながら、社会と人々に寄り添った家具作りに挑んでいます。
まとめ
YOAKEの取り組みは、ただ家具を作るだけでなく、使ってもらう人々に新たな価値を提供することです。彼らのリメイク家具は、一つの物語を持ち、未来へと受け継がれていくものになることでしょう。これからも附加価値の高い家具提供に期待が寄せられています。詳細なリメイク事例は、YOAKEの公式サイトで確認できます。
会社情報
- 会社名
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YOAKE
- 住所
- 福岡県久留米市螢川町2-4-B
- 電話番号
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090-1975-6604